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インテル、64ビット対応のXeon MPを発表


 インテル株式会社は3月30日、EM64Tに対応したXeon MP、およびインテルE8500チップセットで構成される64ビットエンタープライズプラットフォーム(開発コード名:Truland)を発表した。同日より出荷開始される。

 今回新たに発表された64ビットエンタープライズプラットフォームは、64ビット対応、デュアルの667MHz FSB、RAS(Reliability, Availability, Serviceability)機能の強化、などの技術的な特長をもつプラットフォーム。

 インテルE8500チップセットは、デュアルの667MHz FSBをもち、既存製品の3倍以上にあたる10.6GBのシステム帯域に対応する設計となっている。また、最大64GBメモリへの対応や、PCI Express x8を3つ、PCI Express x4を1つ搭載するなどバスの拡張なども特長。同社ではこれにより、第1四半期に投入予定の次期Xeon MPでデュアルコア製品となる「Paxville(開発コード名)」をサポートできるとしている。

 Xeon MPは、開発コード名がPotomacのL3キャッシュが8MBの製品と、開発コード名がCranfordのL2キャッシュが1MBの2製品。どちらの製品も、マルチプロセッシングサーバー向けとしては初めて90ナノのプロセス技術を採用している。また、マルチプロセッシングサーバー向けとして今回初めて、EM64TとPCI Express、DDR2-400メモリ、拡張版Intel SpeedStepテクノロジを応用したDBSを付加しているのが特長。これらの機能を組み合わせることで、メモリのアドレス空間を拡張し、パフォーマンスと信頼性の向上が可能としている。

 価格は、Xeon MP 3.33GHz 8MB L3キャッシュが1000個ロット時の単価が391,350円、Xeon MP 3.00GHz 8MB L3キャッシュが1000個ロット時の単価が209,880円、Xeon MP 2.83GHz 4MB L3キャッシュが1000個ロット時の単価が124,760円、Xeon MP 3.66GHz 1MB L2キャッシュが1000個ロット時の単価が102,080円、Xeon MP 3.16GHz 1MB L2キャッシュが1000個ロット時の単価が76,530円。



URL
  インテル株式会社
  http://www.intel.co.jp/

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( 福浦 一広 )
2005/03/30 13:00

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