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「HP t5710 Thin Client」(ディスプレイは別売)
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日本ヒューレット・パッカード株式会社は4月7日、簡易ネットワーク端末「HP t5710 Thin Client(以下、t5710)」を発表した。
t5710は、クライアントPC本体にHDDやCD-RWなどのデータ保存可能なデバイスを持たないシンクライアント。幅205mm×奥行き195mm×高さ55mm(スタンドなし)と小型の筐体を採用。シトリックスのMetaFrameやマイクロソフトのWindows Terminal Serverなどと組み合わせて利用することで、アプリケーションはサーバー上で動作させて、その結果だけを端末側に表示させることが可能となっている。
基本スペックは、CPUはTransmeta Crusoe 800MHz、メモリ512MB、グラフィックスコントローラはATI Radeon 7000M、最大解像度は1600×1200ドット、10Base-T/100Base-TX Ethernetなど。OSにはWindows XP Embeddedを採用。同OSはWindows XPとの親和性が高いことから、通常のクライアントPCの操作に慣れた利用者にとって、違和感なく使えるのが特長となっている。そのほか、Citrix Independent Computing Architecture(ICA)8.0日本語版や、Microsoft Remote Desktop Protocol(RDP)5.1日本語版など、サーバーベースコンピューティングに対応できるソフトウェアが搭載されている。
価格は、60,900円。同社ではコールセンターや受発注処理など、単独のアプリケーションを集中的に使用するような部署のITシステムを対象に販売を行うとしている。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
プレスリリース
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2005/fy05-076.html
( 福浦 一広 )
2005/04/07 13:59
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