「64ビットはXeonでカバーできる」－デル、Xeon MP搭載4Wayサーバーを発表

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「64ビットはXeonでカバーできる」－デル、Xeon MP搭載4Wayサーバーを発表

　デル株式会社は4月11日、EM64T対応Xeon MPを搭載した4Wayサーバー「PowerEdge 6800/6850」を発表した。どちらもBTOに対応しており、PowerEdge 6800の最小構成価格は71万1900円、PowerEdge 6850の最小構成価格は79万650円。CPUを4基搭載時の価格は200万円弱。


PowerEdge 6800	PowerEdge 6850

PowerEdge 6850の内部。中にあるのがXeon MP、奥に2つずつあるのが、メモリライザカード

　今回発表されたのは、Xeon MP（3.16/3.66GHz 1MB L2キャッシュ、3.00/3.33GHz 8MB L3キャッシュ）を最大4基搭載可能なタワーサーバー「PowerEdge 6800」、および4Uサーバーの「PowerEdge 6850」の2機種。チップセットにインテルE8500を採用、667MHzデュアルFSBにより、最大転送速度10.6GB/sの高速データ転送を実現している。また、メモリは最大64GB（発売時は最大32GB）を搭載可能。システムを停止することなくメモリの交換が可能なホットプラグ対応のメモリライザカードや、スペアリング・ミラーリング・RAIDなどメモリ冗長化機能を採用している。

　そのほか、運用管理ソフトの最新版「OpenManage 4.3」を標準搭載。最新版では、最新BIOSやドライバ情報の取得が可能な変更管理の機能が追加されている。対応OSは、Windows Server 2003/2000 Server/Advanced Server、Red Hat Enterprise Linux 3 AS。同社によると、64ビット対応OSなどには順次対応予定。

エンタープライズマーケティング本部ソリューション本部長の多田和之氏

　同社エンタープライズマーケティング本部ソリューション本部長の多田和之氏は、「今回発表の製品により、2Way以上のサーバー製品のすべてが64ビットになった。これでフロントエンドサーバー、アプリケーションサーバー、データベースサーバーのすべてをIAサーバーで実現できる」と、EM64T対応Xeon搭載サーバーで全分野をカバーできる点をとした。

　同社にはItanium 2搭載サーバーもラインアップされているが、多田氏は「Itanium 2は浮動小数点演算向けだと考えている。それ以外はすべて64ビットXeonでカバーできる」と、Itanium 2はHPC分野に限られていると述べ、64ビットサーバーの本命はXeon搭載サーバーであるとした。

■ ＵＲＬ
　デル株式会社
　 http://www.dell.com/jp/
　プレスリリース
　 http://www1.jp.dell.com/content/topics/segtopic.aspx/pressoffice/2005/050411b?c=jp&l=jp&s=corp

（福浦一広）
2005/04/11 19:44

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