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日立、中小規模システム向け統合サービスプラットフォーム


「BladeSymphony」エントリーモデル
 株式会社日立製作所は4月13日、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」に、中小規模システム向けのエントリーモデル3種を追加し、4月28日より順次出荷すると発表した。また、システム構築を迅速に行えるソリューション「ベストプラクティススイーツ」3種もあわせて発表された。

 BladeSymphonyは、ブレード仕様のサーバー部、ストレージ部、ネットワーク部とオペレーティングシステム、システム管理ソフトウェアを、ユーザーの要件に合わせて選択し、一つの筐体に収容できるプラットフォーム製品。

 今回発表されたのは、16Uのハーフラックキャビネットを採用した省スペースモデル。追加されたのは、1)ストレージ部にディスクアレイ装置ではなくオンライン交換が可能なRAID構成のHDDモジュールを搭載した「オフィス向けエントリーモデル」、2)自動化運転などの複雑な制御を必要としない業務向けのコンパクトディスクアレイ装置「CR80」をベースにした低価格な専用内蔵ディスクアレイ装置を搭載した「小規模業務向けエントリーモデル」、3)ファイバーチャネルスイッチをサーバー部のサーバーシャーシに内蔵した「中規模業務向けエントリーモデル」の3種。各モデルとも、現行のBladeSymphonyの同等構成と比較し、最大約50%の低価格化を図っている。

 ベストプラクティススイーツは、中小規模システム向けに、ERP、コラボレーション、Webプラットフォームに対応したソリューション。同社がこれまで培ったシステム設計ノウハウを適用することで、中小規模システム設計にかかる期間を最大で従来の半分にまで短縮することが可能なのが特長。同社の販売パートナーが提供するシステム構築ソリューションと組み合わせることで、ユーザーのシステムや信頼性要求レベルに応じたシステムを迅速に構築できるとしている。

 価格は、オフィス向けエントリーモデルが399万円から、小規模業務システム向けエントリーモデルが526万円から、中規模業務システム向けエントリーモデルが665万円から。ベストプラクティススイーツは、ERPが250万円から、コラボレーションが220万円から、Webプラットフォームが200万円から。出荷開始は、オフィス向けエントリーモデルが4月28日、小規模業務システム向けエントリーモデルが5月末、中規模業務システム向けエントリーモデルが9月末、ベストプラクティススイーツが4月28日。同社では、販売パートナーなどの間接販売チャネルを中心に展開するとしている。



URL
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2005/04/0413.html


( 福浦 一広 )
2005/04/13 12:49

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