|
ETERNUS LT270
|
富士通株式会社は5月26日、従来比約3倍のテープを収容できるというテープライブラリ「ETERNUS LT270」と、これに対応した「テープ暗号化装置」を発売した。出荷はいずれも6月30日より。
ETERNUS LT270は、データバックアップ用途などに利用されるテープカートリッジへの記録や管理を行うテープライブラリ。収容効率を向上し、従来製品の約3倍となる最大709巻を収容できるという。同社や各ベンダーのUNIXサーバー、IAサーバーに対応する。
テープドライブは、毎秒160MB(データ圧縮時)のデータ転送が可能なLTO Ultrium3またはLTO Ultrium2対応ドライブを最大20台まで搭載でき、最大構成時で1時間に11.5TBもの保存が可能。また、内部のテープ搬送用をロボットを二重化、電源やファンなどのコンポーネントを三重化以上に冗長化し、故障時に無停止での故障部品の交換が可能など、高い可用性も備える。
テープ暗号化装置は、サーバーとETERNUS LT270の間に接続し、3DESまたはAES規格に基づく暗号化処理を行うことで情報漏えい対策を施すことができる。接続インターフェイスには、FC(Fibre Channel)と、SCSIに対応したモデルが用意される。
価格はETERNUS LT270が1500万円から、テープ暗号化装置が600万円から。
■ URL
富士通株式会社
http://jp.fujitsu.com/
プレスリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/05/26.html
( 朝夷 剛士 )
2005/05/26 18:38
|