東京エレクトロン株式会社は、米Data Domainのバックアップ/リカバリシステム「DD400エンタープライズシリーズ」の国内販売を、6月6日より開始すると発表した。価格は333万円から。
DD400エンタープライズシリーズは、HDDベースのバックアップストレージ。同製品では、バックアップデータを、独自の容量最適化技術によって平均1/20程度に圧縮保存する仕組みを採用。「長時間のデータ保持をテープ並みの容量単価で実現し、災害復旧用のレプリケーションにおいてもWAN経由でリモート複製することが可能になったことで、テープに代わるバックアップ/リカバリシステムの実現化に成功した」(東京エレクトロン)。
製品には、利用可能な容量に応じて4モデルがラインアップされた。このうち、エントリークラスの「DD410」では160GB×8のHDDを備え、週ごとのフルバックアップ、日ごとの差分バックアップといった運用を行う場合で、15TBの論理容量をバックアップに利用できるという。また、秋に出荷が予定されている最上位モデルでは、最大500TBの論理容量をサポートする予定だ。
スループットは、1時間あたり160GB~290GB。データは、2台のHDDが同時に故障してもシステムを継続運用可能な、デュアルパリティのRAIDで保護されるほか、冷却ファンと電源もN+1の冗長構成を採用しているとのこと。なお、ファイルプロトコルはNFS v3 over TCP、CIFS、NDMP v2にそれぞれ対応する。
■ URL
東京エレクトロン株式会社
http://www.tel.com/
ニュースリリース
http://www.tel.com/jpn/news/pr/2005/20050602.htm
( 石井 一志 )
2005/06/02 16:06
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