HP Factory Expressは、ハードやソフトのインテグレーションを要するシステムを対象に、出荷前に組立・ラックマウント・ケーブル接続・動作確認・ソフトウェアインストール/設定などをあらかじめ行うサービス。到着後、電源やネットワークの接続、基本的な動作確認のみで、すぐに稼働させることができる。また、スタッフが設置場所に赴いて作業するオンサイトサービスと比較して最大約1/3まで低コスト化できるという。
HP Factory Expressではあらかじめ組み込まれて出荷されるため送られるのはわずか3箱。運送時の振動に耐えるショックパレットに乗せて運ばれる
HP Factory Express Projectリーダー 富田浩次氏
HP Factory Express Projectリーダーの富田浩次氏は、オンサイトサービスとの違いについて、到着後すぐにシステムを稼働させることができるほか、初期不良や部品発注ミスを防ぎ、エンジニアの作業効率の向上などを挙げ、スケジュール遅延の防止と低コストを実現するとしている。また、個別に部材を送るのと比較して梱包(こんぽう)材など廃棄物を削減できるという。