日本ストレージ・テクノロジー株式会社(以下、ストレージテック)は7月14日、SATA HDDを採用したディスクストレージシステム「FlexLine 600シリーズ」を発表した。価格は、最小構成で807万円より。
FlexLine 600シリーズは、コントローラ部分である「FLX640ディスク・システム」「FLX680ディスク・システム」と、「FLC600ディスク・アレイ」からなるストレージ製品。容量を最大58TBまで搭載可能な高い拡張性、1時間に2TB以上のバックアップを行える高いパフォーマンスを持つという。
また、SATA HDDの特性を踏まえて設計された新コントローラを採用することで、データ消失の危険性が伴う、頻繁な再構成の発生を抑制できるようになったほか、再構成時間の大幅な短縮を実現している。あわせて同シリーズ内では、データはドライブ単位でなくクラスタ(ボリューム)単位で構成され、同一クラスタ内での二重故障でない限り、データ消失やアクセス不可にならないような仕組みも導入された。
さらに、コントローラ、インターフェイス、ファン、電源などのコンポーネントはすべて二重化されており、無停止での交換をサポートしている。加えて今後は、同一のRAIDグループ内で2つの障害が発生してもデータが失われない、RAID 6にも対応する予定とのこと。
■ URL
日本ストレージ・テクノロジー株式会社
http://www.storagetek.co.jp/
プレスリリース
http://www.storagetek.co.jp/company/pressroom/2005/050714.html
( 石井 一志 )
2005/07/14 16:27
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