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マーケティング本部 本部長の阿部剛士氏
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インテル株式会社は7月19日、FSBを667MHzに拡張したItanium 2プロセッサの新製品を発表した。今回発表されたのは、マルチプロセッサシステム向け667MHz FSB対応の「Itanium 2 1.66GHz 9MB L3キャッシュ」「Itanium 2 1.66GHz 6MB L3キャッシュ」の2製品。
現行の400MHz FSB対応のItanium 2と比べ、システム帯域幅が65%以上拡大しており、膨大なデータ処理が必要な科学技術計算などでパフォーマンスの向上が図れるとしている。また、今年後半の発表が予定されている次期Itanium 2「Montecito(開発コード名)」が667MHz FSBに対応しており、今回の製品はMontecitoへの移行を考慮したものとなっている。
1000個受注時の1個あたりの価格は、1.66GHz/9MB L3キャッシュが512,050円、1.66GHz/6MB L3キャッシュが241,340円。
同社マーケティング本部 本部長の阿部剛士氏は、「Itanium 2は、昨年ワールドワイドで2倍の売上増を、国内では3.7倍の売上増を達成するなど、順調に採用が進んでいる。今年度は国内市場において2倍の成長を期待している」と述べ、メインフレーム・RISCサーバーからItanium 2システムへの置き換えが着実に進んでいるとした。
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今回発表されたItanium 2の位置づけ
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今回発表されたItanium 2の特長
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400MHz FSBと667MHzのパフォーマンスの比較
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■ URL
インテル株式会社
http://www.intel.co.jp/
プレスリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2005/050719.htm
( 福浦 一広 )
2005/07/19 13:20
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