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Phaser 8550DP
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富士ゼロックスプリンティングシステムズ株式会社(以下、FXPS)は8月10日、ソリッドインク方式を採用したA4カラーページプリンタ「Phaser 8500/8550」の両シリーズを発表した。
ソリッドインクとは、染料系のインクを、常温では固体であるワックス樹脂で固めたもの。一般的なほかのプリンタのようにトナーや液体インクを入れるカートリッジが存在しないため、使用済み消耗品の発生量が少なくて済むほか、液体インクよりもにじみにくい、インクが少なくなっても印刷品質に影響しにくい、といったメリットがあるという。
Phaser 8500/8550はこうした特徴を持つソリッドインクを採用したページプリンタ。カラー/モノクロとも24枚/分の印刷速度を備えた「8500N」と、同製品に自動両面プリント機能を付加した「8500DN」、印刷速度をカラー/モノクロとも30枚/分へ向上させ、自動両面プリント機能も標準で持つ「8550DP」、さらに8550DPに用紙フィーダを1段加えた「8550DT」の、4製品がラインアップされた。
給紙枚数は標準625枚(8550DTのみ1150枚)、最大1675枚で、最大解像度はPhaser 8500シリーズが1200dpi相当、同 8550シリーズが2400dpi相当。インターフェイスは、USB 2.0×1と100BASE-TX/10BASE-T×1を備える
またPhaser 8550シリーズは、ユーザーが印刷を実行しても即座に出力をせず、ユーザー名とパスワードを入力した後にはじめて印刷を開始する「セキュアプリント」機能を搭載。印刷物からの情報漏えいを防止することができるという。なお同機能を利用するためには、オプションの内蔵HDDが必要となる。
価格は、8500Nが13万8000円(税別)、8550DPが24万8000円(同)など。
■ URL
富士ゼロックスプリンティングシステムズ株式会社
http://www.fxpsc.co.jp/
プレスリリース
http://www.fxpsc.co.jp/press/20050810.html
( 石井 一志 )
2005/08/10 17:41
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