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NTT IT、次世代青紫色光ディスクなどを使った大容量NAS


ZFS/NASのイメージ
 NTTアイティ株式会社は8月30日、業務用青紫色光ディスクなどを利用した、大容量バックアップ・アーカイブ向けNAS「ZFS/NAS」を発表した。9月1日より発売する。

 ZFS/NASは、同社のファイルサーバーソフトウェア「ZFS」を搭載する専用NASサーバーと、業務用青紫色レーザーまたは赤色レーザー(DVD-RAM)対応の光ディスクライブラリをセットにしたネットワークストレージシステム。従来のRAIDシステムと比較して消費電力が1/3以下と、省電力設計であるという。

 システムは、ネットワークに接続した専用サーバーに光ディスクライブラリがUltra320 SCSIでつながる構成で、光ディスクライブラリは複数台接続が可能。ZFSによりNASサーバー内蔵のHDDと低消費電力な光ディスクライブラリを一体化し、大容量の仮想ボリュームを構築する。書き込みデータや、利用頻度の高いデータはHDDに一時的に蓄積され高速アクセスができ、頻度の低いデータから光ディスクに移される。

 光ディスクに記録されたデータは、ZFSの管理機能により、読み出しが始まるのとほぼ同時にクライアント端末への転送が始めることができ、ファイル全体をHDDに蓄積し終えるまでクライアント端末への転送ができないといったことがなく、HDDの容量を超える大容量ファイルの書き込みや読み出しも可能だという。

 最大記録容量は、青紫色光ディスクが1枚あたり23.3GB、赤色光ディスクが9.4GBまで、光ディスクライブラリ1台あたり約50TBまで記録が可能。また、年度内に青紫色光ディスクが50GBまで記録可能な媒体が登場し、ZFS/NASも対応する予定だという。

 クライアントはWindows、Linux、UNIX、Macintosh(OS X以降)に対応する。価格は359万1000円(1.88TB)から。



URL
  NTTアイティ株式会社
  http://www.ntt-it.co.jp/
  プレスリリース
  http://filesys.ntt-it.co.jp/news_release/20050830.html


( 朝夷 剛士 )
2005/08/30 17:45

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