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新モデルのラインアップ
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各モデルのパフォーマンス
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EMCジャパン株式会社は9月15日、HDDベースのバックアップストレージ「EMC CLARiXディスク・ライブラリ(以下、CDL)」に、ハード・ソフトを機能強化した新モデル4機種を同日より販売開始すると発表した。
CDLは、HDDによるデータバックアップを目的としたストレージ。従来主流であったテープバックアップシステムの統合・置き換えを想定しており、低価格なATA HDDと、StorageTekやソニーなど各社製テープライブラリとの互換機能を備え、高速かつ信頼性の高いバックアップを実現するという。
同社プロダクト&ソリューション・マーケティング本部プロダクトマーケティング部 部長の宮治彦氏は、テープバックアップの問題点として、テープドライブやメディアの劣化によってリプリケーション時にエラーが頻発する恐れや、リストア時間の長さ、増加するメディアに対する管理工数の増大などを挙げ、これらを解決するというHDDベースバックアップの優位性を強調した。
新モデルは、ハードウェアにおいてプロセッサの高速化やデュアルプロセッサ採用により、「従来比で最大2倍パフォーマンスが向上した」(同社)とのこと。また、アーキテクチャやキャッシュ機能の見直しによってパフォーマンス・信頼性を向上したという。
最上位モデルの「EMC CLARiX DL740」は、デュアルプロセッサ化による「デュアル・エミュレーションエンジン」の搭載によりパフォーマンス・信頼性が向上、最大1200MB/sのパフォーマンスを継続するという。また、2台のNAS「EMC CLARiX CX700」を標準搭載し、最大348TBまで拡張できるという。
このほか、2台のNASを除きDL740と同じハードウェア構成で最大174TBまで拡張可能な「DL720」、従来モデル「DL700」よりパフォーマンスが最大40%向上し174TBまで拡張可能な「DL710」、従来モデル「DL300」よりパフォーマンスが最大20%向上し37.5TBまで拡張可能な「DL310」がラインアップされる。価格は最小構成で1333万5000円から。
■ URL
EMCジャパン株式会社
http://www.emc2.co.jp/
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