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Sun Fire E6900
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サン・マイクロシステムズ株式会社は9月28日、デュアルコアプロセッサ「UltraSPARC IV+」を搭載したサーバー5製品を発表した。今回UltraSPARC IV+対応モデルが発売されるのは、4Wayサーバー「Sun Fire V490」、8Way「Sun Fire V890」、12Way「Sun Fire E2900/E4900」、24Way「Sun Fire E6900」の計5製品で、10月より順次出荷を開始する。
UltraSPARC IV+は、1プロセッサあたり2つのコアを搭載するデュアルコアプロセッサ。2MBの内部キャッシュ、32MBの外部共有3次キャッシュを利用でき、動作周波数1.5GHzで駆動する。また、従来製品「UltraSPARC IV」などと比べてコアが大幅に改良されており、これを利用することで、「特にデータベース、ERP、アプリケーションサーバーなどの性能の大幅な向上が実現できる」(サン)という。
UltraSPARC IV+は従来のUltraSPARCプロセッサと完全なバイナリ互換性を持つため、これらのサーバーでは、既存アプリケーションを、再コーディング、再コンパイルすることなくそのまま利用できる。
さらに、既存の「Sun Fire Eシリーズ」サーバー製品群においては、UltraSPARC III、もしくはUltraSPARC IVを搭載する製品で、UltraSPARC IV+を追加して同一筐体内で混在使用したり、従来のプロセッサを新プロセッサに置き換えて用いたり、といった使用法が可能になるとのこと。
参考価格は、UltraSPARC IV+を2基と、8GBメモリ、147GB HDD×2などを搭載したSun Fire V490が446万3000円(税別)、UltraSPARC IV+と、32GBメモリ、PCI+ IOアセンブリなどを搭載したSun Fire E6900が2980万7000円。
■ URL
サン・マイクロシステムズ株式会社
http://jp.sun.com/
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( 石井 一志 )
2005/09/28 13:36
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