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スーパーテクニカルサーバ HITACHI SR11000 モデルK1
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株式会社日立製作所は10月5日、科学技術計算向けの高性能コンピュータ「スーパーテクニカルサーバ HITACHI SR11000 モデルK1」を発表した。価格は2億7720万円から。10月7日より出荷を開始する予定で、すでに北海道大学や高エネルギー加速器研究機構などから受注を受けているという。
SR11000 モデルK1は、1ノードあたり16基のPOWER5+ 2.1GHzを搭載可能なスーパーコンピュータで、OSには従来モデル同様のAIX 5Lを採用している。構成は、最小4ノードから最大512ノードに対応しており、最大68.8TFLOPSの理論ピーク性能を実現。また1ノードにおける実効性能では、POWER5+プロセッサの搭載とメモリの性能強化、日立独自の並列化技術によって、ベクトル型プロセッサに匹敵する性能を達成したという。
なお、北海道大学から受注したシステムは、SR11000 モデルK1は40ノードで構成され、同所で稼働中のシステムと比べて、理論ピーク性能は21倍の5.4TFLOPS、メモリ容量は16倍の5TBに増強されるとのこと。これに関して、北海道大学 情報基盤センター長の山本強教授は、「SR11000の導入により、当センターの利用を通じて研究がさらに推進されるとともに、北海道大学および北海道を拠点として進められている先端研究の活性化に大きく貢献することを期待している」とリリース中でコメントしている。
■ URL
株式会社日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2005/10/1005.html
( 石井 一志 )
2005/10/05 12:53
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