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レノボ、ワイド液晶や新デザインキーボードを備えた「ThinkPad Z」 |
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レノボ・ジャパン株式会社は10月5日、ワイド液晶や新デザインのキーボードなどを採用したノートPC「ThinkPad Z」シリーズ2製品を発表した。同日より発売し、出荷開始は10月下旬の予定。 ThinkPad Zは、ThinkPadとしては初のワイド液晶を搭載したほか、これまで全シリーズにわたってほとんど変化のなかったキーボードデザインを一部変更した。さらに、最上位のプレミアムモデルには堅牢性の高いチタニウム製トップカバーを搭載するなど、新たな試みが取り入れられている。同社取締役副社長 研究・開発担当の内藤在正氏は「すべてを永久に守り続けることはありえない。もし変化によって不便さを与えても、それ以上の価値を提供していく」と述べ、新たな試みを今後も続けていく考えを示した。
新たにラインアップされたのは、14.0インチワイド液晶搭載、標準重量2.07kg（光学ドライブ非搭載時1.89kg）のモバイルノートPC「ThinkPad Z60t」と、15.4インチ・130度広視野角ワイド液晶搭載の据え置き型「ThinkPad Z60m」の2製品。 ■ モバイルでも「ゆったりと操作できる」ThinkPad Z60t
外部ドライブは、着脱可能な光学ドライブ（DVDスーパーマルチまたはCD-RW/DVDコンボ）、およびSDカードスロットを搭載する。ネットワークインターフェイスは、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g無線LAN（最下位モデルはオプション）。なお、無線LANのON/OFF機構にシリーズで初めてハードウェアスイッチが採用されている。そのほかの主なインターフェイスは、PCカードスロット×1、USB 2.0×3、IEEE 1394×1、外部ディスプレイ、モデムなど。 CPUやメモリ、OS（最下位モデルはWindows XP Home Edition SP2を搭載）、Office 2003の有無などにより8モデルがラインアップされる。価格は11万9700円から。チタニウムトップカバーのプレミアムモデルは24万9900円から。 ■ 15.4インチ広視野角液晶を搭載したThinkPad Z60m
外部ドライブは、着脱可能な光学ドライブ（DVDスーパーマルチまたはCD-RW/DVDコンボ）、およびSDカード/メモリースティック/マルチメディアカードに対応するマルチカードリーダーを搭載。ネットワークインターフェイスは、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g無線LAN（ハードウェアスイッチ対応。最下位モデルはオプション）。そのほかの主なインターフェイスは、PCカードスロット×1、Expressカードスロット×1、USB 2.0×3、IEEE 1394×1、外部ディスプレイ、モデムなど。 CPUやメモリ、OS（最下位モデルはWindows XP Home Edition SP2を搭載）、Office 2003の有無などにより8モデルがラインアップされる。価格は11万9700円から。チタニウムトップカバーのプレミアムモデルは26万400円から。 なお同社では、ThinkPad Zの発表とともに、B5サイズのモバイルノート「ThinkPad X40」「同X41」、およびタブレットPC「同X41 Tablet」をマイナーチェンジし、基本機能の強化を図っている。 ■ 「Access IBM」から「ThinkVantage」へ ThinkPad Zに採用されたキーボードは、Windowsキー、アプリケーションキーを搭載したほか、Fnキーとの組み合わせでWindows Media Playerのコントロールなど新たな操作が可能となっている。また、シルクプリントのアルファベットを大きくしフォントを細身に変更した。キーボードの両脇にはステレオスピーカーを備える。セキュリティにおいては、全モデルにセキュリティチップと指紋認証機能を標準搭載する。また、ソフトウェアによるセキュリティ機能として、データ暗号化機能などを制御する「Client Security Solution 6.0」や、シマンテックの「Client Security」を標準搭載する。 このほか、ThinkPadシリーズに標準搭載されるツール群「ThinkVantage」へのアクセスインターフェイスが「ThinkVantageプロダクティビティー・センター」として一新されたほか、これをワンタッチで起動できるボタンが従来の「Access IBM」から「ThinkVantage」へと変更された。 ThinkVantageにはThinkPadをより活用できるツール群がそろっているが、内藤氏はプログラムのリソース消費をコントロールし、バックグラウンドでウイルススキャンなどが起動してもキーボードやマウス操作などに影響を与えないという「バックグラウンド・プログラム・マネージャー」を紹介し、ソフトウェア面においても優位性を強調した。
■ ＵＲＬ レノボ・ジャパン株式会社 http://www.lenovo.com/jp/ja/ プレスリリース http://www.lenovo.com/news/jp/ja/2005/10/1005.html 製品情報 http://www-6.ibm.com/jp/pc/ld/thinkpad/tpz60/ ■ 関連記事 ・ レノボ、移管後初のノートPC「ThinkPad X41 Tablet」（2005/06/08） ・ レノボ、ThinkPad A4モデルとデスクトップPCのラインアップを強化（2005/08/24）
（ 朝夷 剛士 ）
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