日本テクト株式会社は10月19日、シンクライアントや店頭での利用を想定したWindows XP Embedded搭載ディスクレス端末3機種を発売した。
発表されたのは、15インチタッチパネル液晶を搭載する「ntClient15 NT-7100」、8インチタッチパネル液晶を搭載した「ntTerminal8 NT-7201」、ボックス型コンピュータの「ntTerminal NT-7011」の3機種。液晶画面のサイズや搭載/非搭載以外の仕様は、ほぼ同様。
いずれもいわゆるシンクライアント端末でHDDを搭載しないほか、ファンレス設計となっており、故障の原因となるホコリなどを吸い込むことなく信頼性が高いという。また、LANポートを2つ搭載し、ネットワークグループを2つに分けることができる。さらにポート1を使用中は、ポート2を使用不可にするなど、ネットワークの自動切り替えが可能となっている。USB 2.0やシリアルインターフェイスも備える。
OSには、組み込み型Windows XPであるWindows XP Embeddedを採用した上、同社のカスタマイズにより256MBのCF(コンパクトフラッシュ)カードに格納されている。Windows XP Embeddedはハードスイッチで家電同様に電源を切ることができるほか、万が一ウイルスに感染しても、電源の再投入だけで、感染する前の状態に戻すことができるEWF(Enhanced Write Filter)機能を実装している。
同社ではシンクライアント環境におけるWebベースのアプリケーションやリッチクライアント、さらに店頭での情報端末などといった用途を想定している。
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ntClient15 NT-7100
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ntTerminal8 NT-7201
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ntTerminal NT-7011
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■ URL
日本テクト株式会社
http://www.nippontect.co.jp/
プレスリリース
http://www.nippontect.co.jp/nt/news/thin_client.htm
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