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HP StorageWorks 6840 Virtual Library System
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日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は10月20日、HDDを用いた仮想テープライブラリ装置の新版「HP StorageWorks 6840 Virtual Library System」(以下、VLS 6840)と、4Gbps FC(ファイバチャネル)に対応したダイレクタ「HP Storage Works SAN Director 4/256」を発表した。
VLS 6840は、HDDを用いてバックアップ作業を高速に行うためのストレージで、すでに発売されている中規模向け「HP StorageWorks 6000 Virtual Library System」シリーズの中でも、比較的大規模な環境に向けて提供される。
同シリーズは実際にはHDDで構成されているが、システムからはテープライブラリとして認識され、既存の環境にスムーズに導入できるようになっているほか、シーケンシャルな書き込みで高い能力を発揮できるようにチューニングされているという。
作業にあたっては、多数のライブラリやテープドライブを同時にエミュレーションできるため、複数のバックアップセッションを同時に実行可能。また、テープドライブを接続して、一度バックアップしたデータをさらにテープカートリッジにバックアップすることもできるとのこと。最大容量は40TBで、最大スループットは575MB/秒。価格は1449万円より。
一方のSAN Director 4/256は、最大256ポートを備える4Gbps FC対応のSANダイレクタ。2Gbps FC対応の既存製品と比べて最小構成価格は20%安価になっていながら、最大速度やポート数が倍になったほか、SANスイッチ同士を接続するISL(Inter-Switch-Link)の最大本数も8リンクに拡張されている。価格は1050万円より。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
ニュースリリース
http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2005/fy05-192.html
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( 石井 一志 )
2005/10/20 14:28
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