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NEC、SATA HDDや4Gbps FCに対応した中小型ストレージアレイ


iStorage S500
 日本電気株式会社(NEC)は10月24日、SAN対応ディスクアレイ「iStorage Sシリーズ」のラインアップに、中型機「iStorage S2500」、小型機「同 S1500」、エントリー機「同 S500」の3モデルを追加すると発表した。またあわせて、S500と基本制御ソフトをセットにした「iStorage S500 スターターパッケージ」も発売する。各製品とも、出荷は10月31日より開始される予定。

 今回発売された新製品では、低価格な400GB SATA HDDが利用可能で、信頼性が高いFC(ファイバチャネル) HDDとの混在利用にも対応。加えてSATA HDDでは、HDDが同時に2台故障してもデータが失われないですむRAID 6を標準でサポートしたほか、S2500/S1500では、4Gbps FCのホストインターフェイスを搭載している。

 さらに改ざん防止ソフト「SystemGlobe VolumeProtect」に対応し、ボリューム単位でアクセス権やデータ保持期間の設定することによって、不正なデータ書き換えや意図しないアクセスによるデータ破壊を防止できるという。あわせて、装置内データ複製機能、スナップショット機能を組み合わせて、複数世代のバックアップ環境を低コストで構築することもできるとのこと。

 搭載可能な最大容量は、S500が12.8TB、S1500が17.6TB、S2500が32.7TB。価格は、S500(デュアルコントローラ構成)が150万円(税別)から、S1500が197万円(同)から、S2500が370万円(同)から、シングルコントローラ構成のS500 スターターパッケージが98万円(同)から。



URL
  日本電気株式会社
  http://www.nec.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0510/2401.html


( 石井 一志 )
2005/10/24 14:30

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