インテル株式会社は11月15日、仮想化支援機能「Virtualization Technology(VT)」に対応したPentium 4プロセッサ2製品を発表した。今回発売された新プロセッサは「Pentium 4 672」と「同 662」で、クロック周波数はそれぞれ3.80GHzと3.60GHzになる。
VTは、効率的な仮想化をハードウェアレベルで支援するテクノロジーで、かつては「Vanderpool」(開発コード名)と呼ばれていたもの。仮想化が実現すれば、複数の独立したパーティションを単一のプラットフォーム上に構成できるようになるため、運用の柔軟性やIT管理の効率化が図れると期待されており、VMware、Microsoft Virtual Server、XenなどがVTをサポートする予定という。
量産出荷の開始はともに11月14日(米国時間)で、1000個受注時の価格は、Pentium 4 672が7万630円、同 662が4万6810円。
なお、サーバー向けプロセッサ分野では、すでに発表されている「Xeon 7000シリーズ」でVTをハードウェアサポートしているとのことだが、実際に使用可能になるのは、BIOSがアップグレードされた2006年の初頭になる見込み。
■ URL
インテル株式会社
http://www.intel.co.jp/
プレスリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2005/051115.htm
( 石井 一志 )
2005/11/15 16:42
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