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富士通、MAID技術をサポートしたニアラインストレージ向けFC HDD


 富士通株式会社は11月21日、ETERNUSディスクアレイ向けの「ニアラインFC(ファイバチャネル)ディスクドライブ」を発表した。

 ニアラインFCディスクドライブは、二重化されたFCインターフェイスを備えるニアラインFC HDD。ハイエンドモデルに採用されているFC HDDと比べて同一容量時のデータ保存コストを約50%削減でき、比較的参照頻度の低い、アーカイブやバックアップに最適という。

 HDDの機能としては、細かくディスクの回転をオン・オフするMAID技術を応用し、アクセス時のみスピンドルを回転させる「エコモード」機能を搭載。またラインアップに500GBの大容量モデルを用意し、同一ストレージアレイ内における容量の拡張を可能にした。

 対応モデルは、エンタープライズディスクアレイ「ETERNUS6000」、ミッドレンジディスクアレイ「ETERNUS3000」をはじめとする6シリーズ27モデルで、同一筐体内での、FC HDDとの混在もサポートするとのこと。

 なお富士通では今回、データを秒単位で複製領域にコピーするOne Point Copy機能に、差分データのみを書き換える差分One Point Copy機能を追加したり、一部ディスクアレイのホストインターフェイスを4Gbps FCに対応させたりするなど、ストレージの機能強化も同時に行っている。



URL
  富士通株式会社
  http://jp.fujitsu.com/
  プレスリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2005/11/21.html

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( 石井 一志 )
2005/11/21 14:13

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