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日立、指静脈認証装置を内蔵したノート型シンクライアント


FLORA Se210 指静脈認証装置内蔵モデル
 株式会社日立製作所(以下、日立)は11月28日、基本性能を向上させたモバイルノート型シンクライアント端末「FLORA Se210」の新モデルと、同製品に指静脈認証装置を内蔵した「FLORA Se210 指静脈認証装置内蔵モデル」を発表した。出荷は、ともに12月1日より開始される予定。

 FLORA Se210 指静脈認証装置内蔵モデルは、日立が開発を進めていた小型指静脈認証装置を搭載したノート型シンクライアント。日立では情報漏えい対策などの観点から、HDDを持たないシンクライアント端末の展開を進めており、今回の新モデル投入によって、第三者によるなりすまし防止をいっそう強化するという。

 認証用の静脈パターンデータは認証デバイス「KeyMobile」内へ格納するので、KeyMobileを持っていれば、出張先でシンクライアント端末を借りて自らのPC環境へアクセスしたり、シンクライアント端末を複数人で共有することもできるという。

 FLORA Se210の基本的なスペックは、Celeron 600MHz、256MBメモリ(固定)、XGA(1024×768ドット)表示可能な12.1型液晶、IEEE 802.11a/b/g無線LAN、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tインターフェイス×1、PCカードスロット×1、SD/MMCメモリスロット×1、Windows XP Embeddedなど。

 重量は約1.27kgと軽量で、バッテリ駆動時間は標準のバッテリ(S)で2時間強、オプションのバッテリ(L)では6.7~8.3時間となっている。価格は、指静脈認証装置内蔵モデルが19万4250円より、通常モデルが16万8000円より。



URL
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2005/11/1128a.html

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( 石井 一志 )
2005/11/28 11:56

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