デル株式会社は1月11日、ストレージ製品群「PowerVaultシリーズ」の最上位モデルとして、LTOテープライブラリ「PowerVault ML6000シリーズ」を販売開始すると発表した。
ML6000シリーズは、14.4TB(非圧縮時)から最大161.6TB(同)までの拡張に対応したLTOテープライブラリで、現行製品「PowerVault 136T」の後継にあたる。中核となるコントロールモジュールには5Uサイズ「ML6010 CM」と14Uサイズ「ML6020 CM」の2製品を用意。ML6010 CMは1~2ドライブ、最大36スロットを、ML6020 CMは1~6ドライブ、最大128スロットを内部に搭載可能で、ユーザーの利用環境にあわせてドライブ/スロット数を自由に拡張できる。今後は、9Uサイズ筐体に1~4ドライブと最大92スロットを格納可能な拡張モジュール「ML6000 EM」も提供される予定だ。
また接続は、SCSIとFC(ファイバチャネル)をサポート。ドライブには、1ドライブあたり80MB/秒(非圧縮時)の転送速度を持つLTO3を採用し、最大構成時で約5TB/時間の高速転送を実現したという。さらに、パーツレベルで故障を特定できるインテリジェント・アーキテクチャを採用したことに加え、管理用に専用リモート管理カードとWebベースの管理ツールを用意。一元管理環境を容易に実現できるほか、簡単にテープカートリッジの交換・装てんを行えるインポート/エクスポートメールスロットを備えているとのこと。
■ URL
デル株式会社
http://www.dell.com/jp/
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( 石井 一志 )
2006/01/11 12:09
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