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日立、セキュリティ機能を強化した企業向けノートPCの新モデル


FLORA 210W(NL6)

FLORA 270W(NB9)
 株式会社日立製作所は1月23日、企業向けノートPC「FLORA 210W(NL6)」「FLORA 270W(NB9)」を発表した。あわせて、従来製品の約2分の1以下に小型・軽量化した指静脈認証装置も発表した。

 今回発表された210W/270Wともに、セキュリティチップを搭載。これにより、他のハードウェアやOSから独立してセキュリティチップ内でセキュリティ機能の実行やデータ保護を行うことができる。また、USBなどのリムーバブルメディアのアクセス制御を行う「SECUREDA」や、HDDデータ消去ソフト「CLEAR-DA FLORA Edition」、データバックアップソフト「BACKUP-DA FLORA Edition」、電源管理キット「SAVINGDA」などのユーティリティも搭載している。

 210Wは、重さ約1.33kg、厚さ約23mmの薄型・軽量モバイルノートPC。筐体の一部にマグネシウム合金やニッケル強化カーボンモールドを使用し、HDDを衝撃吸収材で保護することにより、軽さと堅牢性を両立しているのが特長。また、Gigabit EthernetやIEEE 802.11a/b/gに対応している。

 FLORA 270W(NB9)は、15型SXGA+(1400×1050ドット)やGigabit Ethernetを搭載したA4オールインワンノートPC。カスタムメイドで9種類のメディアに対応したDVDスーパーマルチドライブやCD-ROMドライブ、DVD-ROM&CD-R/RWドライブを内蔵することができる。

 210W/270WともにBTOに対応。210Wの価格は、Celeron M 370、256MBメモリ、40GB HDD、12.1型XGAディスプレイ、Windows XP Professional SP2の構成で17万8500円。Pentium M 753超低電圧版、256MBメモリ、40GB HDD、12.1型XGAディスプレイ、Windows XP Professional SP2の構成で21万3150円。270Wの価格は、Celeron M 370、256MBメモリ、40GB HDD、15型XGA、Windows XP Professional SP2の構成で16万9050円。Pentium M 760、256MBメモリ、40GB HDD、15型SXGA+、Windows XP Professional SP2の構成で24万2550円。


指静脈認証装置
 あわせて発表された指静脈認証装置は、FLORA/FLORA Seシリーズ向けのオプション製品。近赤外線を指の下面から照射し、指の内部で反射・拡散した光を、指下面のカメラで取り込む構造のフラット型光学方式を採用することで、幅50mm×奥行き75mm×高さ28mm、重量約60gと従来製品の約2分の1に小型・軽量化しているのが特長。価格は3万1500円。出荷開始は1月31日より。



URL
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/01/0123b.html


( 福浦 一広 )
2006/01/23 12:15

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