株式会社日立情報システムズは1月25日、無線ICタグを利用した記憶媒体管理システム「Chipin/Media」を発表した。4月より販売を開始する。
Chipin/Mediaは、企業や団体が情報システムのバックアップ・データ受け渡し用などで大量に保有するMT・DAT・CD-ROM・FD・DVDなどの記憶媒体の管理に特化したRFIDパッケージ。一度に複数の無線ICタグを高速に読み取れる「同時複数読取機能」や、ラックや引き出しに収納された記憶媒体を小型棚卸端末(リーダー)を用いてそのまま棚卸作業が行えるなど、管理の効率化・省力化を実現できるのが特長。無線ICタグは、さまざまな記憶媒体に貼り付け可能な小型高性能のミューチップを採用している。そのほかの機能として、輸送用のトランクへの取り付けによる輸送管理や、貸出・返却管理や閲覧の記録管理なども行える。
価格は、初期導入費用・保守費用が27万円から、ソフトウェアライセンスが180万円から。なお、ソフトウェアライセンス、リーダー装置、サンプルタグを含んだお試しキット(49万円から)が用意されている。同社では、今後3年間で200ユーザー、10億円の売上を目標としている。
■ URL
株式会社日立情報システムズ
http://www.hitachijoho.com/
ニュースリリース
http://www.hitachijoho.com/news/2006/060125.html
( 福浦 一広 )
2006/01/25 13:24
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