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Dominion KX101
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日本ラリタン・コンピュータ株式会社(以下、日本ラリタン)は2月15日、リモート管理向けの小型KVM-IP変換装置「Dominion KX101」を販売開始すると発表した。価格はオープン。
KX101は、PCや業務端末などのキーボード、マウス、ディスプレイをIPネットワーク経由で操作・確認できるようにするもの。KVMの入出力を独自プロトコルに変換し、128ビットのSSLで暗号化してネットワーク上を送受信する。また、Ehternet経由で電力の供給を受けるPoE受電機能も備えており、専用の電源がなくても運用することが可能だ。
日本ラリタンでは、KVMソリューションが用いられることの多いデータセンター内のサーバーなどだけでなく、POS端末やPCベースの制御機器などの、多数の拠点に展開されている機器も、KX101のターゲットにして展開する考え。こうした機器は通常、リモコンソフトやリモートコンソールソフトなどを用いて管理されるケースが多いが、KX101はソフトベースの管理手法と違いOSに依存しないほか、起動前のBIOS画面の確認、エラー画面を確認しての対処なども行えるため、手法としてはソフトベースよりも優れているという。
KX101経由の管理対象機器の操作は、単独でもWebベースで行える。さらに、多くのKX101を一元管理するための機器として、すでに提供されている管理サーバーアプライアンス「CommandCenter Secure Gateway」も利用でき、既存のDominionシリーズなどとあわせて、管理者による中央一括管理を効果的に行えるとのこと。
■ URL
日本ラリタン・コンピュータ株式会社
http://www.raritan.co.jp/
ニュースリリース
http://www.raritan.co.jp/about/abt_rj_news_detail.aspx?status=4&articleId=820
( 石井 一志 )
2006/02/15 11:23
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