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EMC、NASとiSCSIの両方で接続可能なローエンド向け統合型NAS


 EMCジャパン株式会社は3月23日、ローエンド向けの統合型NAS「EMC Celerra NS350」を発表した。あわせて、Celerra向けの新しい仮想プロビジョニング機能も発表した。

 今回発表されたCelerra NS350は、10TB規模まで拡張可能な統合型NAS。Celerraの上位システムで搭載されているソフトウェアの機能すべてを装備しつつ、手ごろな価格で導入できるのが特長。NAS接続とiSCSI接続の両方を備えており、ファイバチャネルとATAドライブの両方をサポートする。そのほか、同日発表された仮想プロビジョニングなどのIPストレージ機能もサポートしている。

 仮想プロビジョニングは、仮想ファイルシステム内またはiSCSI LUN(論理ユニット番号)内で必要なストレージを正確に割り当てる機能。ファイルシステムとiSCSI LUN双方のサイズについて、物理的にはより少ない容量を割り当てつつ、リクエストされた容量に論理的に拡大できる。また、ファイルシステムの自動拡張とiSCSI LUNの動的拡張が可能なので、システム稼働中に必要に応じてストレージの物理容量を拡張することもできる。これにより、ストレージ容量の過剰な割り当てを減らすことができ、コスト削減にも効果があるとしている。

 Celerra NS350の価格は、420万円から。



URL
  EMCジャパン株式会社
  http://www.emc2.co.jp/


( 福浦 一広 )
2006/03/23 12:02

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