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サン、容量や転送性能を向上させた「Sun StorageTek T10000」テープドライブ


Sun StorageTek T10000
 サン・マイクロシステムズ株式会社(以下、サン)は4月11日、エンタープライズ向けのテープドライブ「Sun StorageTek T10000」を発表した。価格は800万円(税別)。国内では日本ストレージ・テクノロジー株式会社(以下、ストレージテック)が販売を行う。

 Sun StorageTek T10000は、前モデルの2倍以上という、最大500GB(非圧縮時)の容量、最大120MB/秒(同)のスループットを備えたテープドライブ。これも従来機の2倍となる32チャンネルのデュアルヘッド技術を採用したことにより、テープパス回数を減少させた点も特徴で、ドライブとメディアの摩耗を最小限に抑え、バックアップ時の障害発生確率を低減できるという。

 また、一度書き込んだデータは消去・変更できなくなるWORM(Write Once Read Many)技術に対応したテープカートリッジも使用でき、データの改変・削除を防止可能。コンプライアンス対策においても威力を発揮するとのこと。

 インターフェイスは2Gbps FC(ファイバチャネル)を備えるほか、FICONと4GBbps FCにも対応予定。ストレージテックのStreamLine SL8500や、PowderHorn 9310/、L700e/L1400M/L180といったライブラリで利用できる。

 なお、ストレージテックの米本社であった米Storage Technologyは、米Sun Microsystemsに買収されており、国内法人でも2006年中をめどに統合を推進中。現在、統合完了に先駆けてブランドの統合が実施されており、サンのストレージ製品は、今後新製品発売や後継製品への切替の際に、順次、「Sun StorageTek」ブランドへ変更されていくとしている。



URL
  サン・マイクロシステムズ株式会社
  http://jp.sun.com/
  日本ストレージ・テクノロジー株式会社
  http://www.storagetek.co.jp/
  ニュースリリース
  http://jp.sun.com/company/Press/release/2006/0411.html


( 石井 一志 )
2006/04/11 14:11

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