EMCジャパン株式会社は4月27日、Disk to Diskバックアップ向けのストレージ「EMC CLARiX Disk Library」シリーズを強化すると発表した。エントリーモデル「CLARiX DL210」が追加されるほか、データ削除を行える新機能などが、同シリーズに搭載される。
CLARiX Disk Libraryシリーズは、HDDによるデータバックアップを目的としたストレージで、テープライブラリ環境のエミュレートを行え、既存環境を変更せずに導入できるように工夫されている。
今回発売されるDL210は、同シリーズにおけるエントリー製品として提供されるもの。500GB SATA HDDを搭載し、4~24TBの容量に対応する。仮想テープライブラリは最大16、仮想テープドライブは最大64までサポート可能。販売は4月27日より開始され、価格は最小構成で650万円から。
また、メディア管理機能を向上させるバックアップ/リカバリソフト「EMC NetWorker 7.3」とCLARiX Disk Libraryの統合が可能になるほか、「シュレッダ機能」を新たに搭載した。この機能では、顧客がビジネス遂行や規制に関する要件を満たせるよう、データの削除を行えるようにするという。EMCでは、NetWorker 7.3とシュレッダ機能を統合したCLARiX Disk Libraryを、6月以降に提供する予定としている。