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浮き出し加工されたプラスチックカードも読み取り可能な、ADF方式の業務用スキャナ


KV-S1025CN
 パナソニックコミュニケーションズ株式会社は5月16日、ADF(自動給紙装置)方式の業務用カラースキャナ「KV-S1020CN」と、同製品を両面読み取りに対応させた「KV-S1025CN」を発表した。6月1日より販売を開始する。価格はKV-S1020CNが12万750円、KV-S1025CNが13万4400円。

 KV-S1020CN/S1025CNは、A4対応のカラースキャナ。従来機種と比べて設置面積を約70%に小型化したほか、駆動音の低減を実現したという。読み取り速度はカラー、モノクロとも片面25枚/分、両面50枚/分(KV-S1025CNのみ)で、原稿は最長2540mmの長尺にも対応する。

 また、原稿挿入から排出までの搬送路をストレートにすることで、カード型の健康保険証や病院の受診カードといった、エンボス(浮き出し文字)加工の施されたプラスチックカードを、連続で3枚まで読み取ることが可能になった。さらに、給紙ローラーにリタードローラーを採用し、原稿が重なって給紙されることを防止できるようにしている。

 あわせて、「白黒/カラー自動判別機能」や「空白ページスキップ機能」など、上位製品に搭載している画像処理機能も標準で搭載。加えてKV-S1025CNは、小切手など両面にデータが印刷されている原稿の場合、両面を合成して1つのデータとして保存する「両面合成機能」も備える。

 読み取り解像度は100~600dpi。インターフェイスはUSB 2.0×1を備え、Windows XP/2000に対応する。パナソニックコミュニケーションズでは、合計で月産300台の生産を予定している。



URL
  パナソニックコミュニケーションズ株式会社
  http://panasonic.co.jp/pcc/
  プレスリリース
  http://panasonic.co.jp/pcc/news/2006/jn060516/jn060516.html


( 石井 一志 )
2006/05/16 17:36

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