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沖データ、「クラス最小」を実現したカラーページプリンタ4製品-上位モデルはカラー26枚/分


C8600dn

商品企画担当の末本輝之氏

C5900dnのセキュリティ機能
 株式会社沖データは5月18日、カラーページプリンタ「C Series」4製品の販売を開始すると発表した。出荷は5月下旬から順次開始される。

 C Seriesは、4連デジタルLEDヘッドを採用したカラーページプリンタ。今回はA3対応の「C8600dn」と、A4対応の「C5900dn」「C5800n」「C3400n」が用意された。印刷速度はC3400nがカラー16枚/分、モノクロ19枚/分、ほかの3製品がカラー26枚/分、モノクロ32枚/分といずれも「クラス最速」(同社)の性能を実現。

 特にC5900dn/C5800nは、A4機でありながらA3機と同等の印刷性能を備えており、「スピードのためだけにA3機を選択する必要はなくなった」(商品企画担当の末本輝之氏)という。さらに、ファーストプリントを含めた複数枚印刷までの速度においても、競合を引き離しているとして、“トータルの速さ”もアピールしていた。

 あわせて、今回はサイズにも気を配っており、C8600dnでは従来製品と比べて容量を約56%に、またC3400nでは約64%に削減するなど、「クラス最小」(同社)レベルのコンパクト化が行われている点も大きな特徴。ニーズの高いメンテナンスのしやすさについても、トナーなどの消耗品を取り去ると印刷経路が丸見えになる構造を採用し、プリンタに知識のない人でも紙詰まりなどに容易に対処できるようにした。「速度、サイズ、メンテナンス性、ランニングコストなど、今のプリンタに求められるものをほとんど取り込んでいる」(末本氏)。

 またC5900dnはセキュリティ機能として、暗号化認証印刷機能を備えた。これはユーザーが印刷を実行しても、プリンタで暗証番号を入力しないと実際の印刷が行われない機能で、印刷実行者以外の人間が印刷物を盗み見たり、持ち去ったりすることを防止できる。今回はさらに、データ転送経路やプリンタのHDD内のデータに暗号化処理を施すようになったほか、HDD内データの自動削除機能も搭載され、より安全に利用できるようになった。

 インターフェイスは各モデル共通で、Ethernetに標準対応するほか、USB 2.0ポートも搭載。Windows、Macに加えて、C5900DNはLinux/UNIXでも利用できる。両面印刷ユニットはC8600dnとC5900dnが標準で搭載する。

 価格は、C8600dnが18万6900円、C5900dnが15万5400円、C5800nが10万4790円、C3400nが9万4290円。サイズはC8600dnが485×648×341mm(W×D×H)、C3400nが372×478×290mm(同)、重量はC8600dnが40kg、C3400nが21kg。



URL
  株式会社沖データ
  http://www.okidata.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.okidata.co.jp/info/news_060501.html


( 石井 一志 )
2006/05/18 17:27

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