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日立、Core Soloを搭載したブレードPCなど


 株式会社日立製作所は6月5日、ブレード型PCの新モデル2機種と、モバイルノート型セキュリティPC 1機種を発表した。今回発表されたのは、Core Soloを搭載したブレード型PC「FLORA bd100B3」、Celeron M 420を搭載したブレード型PC「FLORA bd100A3」、Celeron 800MHzを搭載したモバイルノート型セキュリティPC「FLORA Se210」。


「FLORA bd100」ベースユニット
 ブレード型PCは、デスクトップPCやノートPCのハードウェア部分をブレード状の筐体にしラックで一括管理できる製品。シンクライアントなどを通じてアクセスするため、本体の持ち出しが不可能となるなどセキュリティ面での効果が高い。また、一括管理できるため、管理コストの低減にもつながるのが特長。

 今回発表されたブレード型PCは、CPUの性能向上に加えて、メモリ1GB、HDD 80GBを搭載するなど基本スペックを向上。これにより、一般OA業務からソフトウェア開発、コンテンツ制作など負荷の高い業務にも適用できるようになった。そのほかブレード型PCを収容するベースユニットもファンの種類の変更とファン数の削減により、従来比で約64%の低騒音化も実現したとしている。

 価格は、FLORA bd100A3(Celeron M 420、512MBメモリ、40GB HDD)が13万5450円、FLORA bd100B3(Core Solo T1300、1GBメモリ、80GB HDD)が18万9000円、ベースユニットが21万円。出荷開始は6月20日。


FLORA Se210指静脈認証装置内蔵モデル
 モバイルノート型セキュリティPCは、HDDを内蔵しないノートPC。一般的なPCと異なり、会社のPCやサーバーに接続することで、接続先のPCをリモートで操作する形式をとることから、端末にデータが残らず、情報漏えいに効果的なのが特長。

 今回発表されたモバイルノート型セキュリティPCは、Celeron 800MHzを採用するなど、基本性能を向上。オプションで指静脈認証装置の内蔵も可能で、これを利用することで第三者のなりすましの防止に効果があるとしている。

 価格は、FLORA Se210(Celeron 800MHz、256MBメモリ)が16万8000円から、指静脈認証装置内蔵モデルが19万4250円。出荷開始は6月16日。



URL
  株式会社日立製作所
  http://www.hitachi.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2006/06/0605a.html

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( 福浦 一広 )
2006/06/05 11:55

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