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レノボ、13万円を切るCore Duo搭載ワイドB5ノートPC


Lenovo 3000 V100 Notebook

執行役員 ビジネス開発事業担当 荒川朋美氏
 レノボ・ジャパン株式会社(以下、レノボ)は6月6日、デュアルコアCPUを搭載するB5サイズのノートPC「Lenovo 3000 V100 Notebook」(以下、V100)を発表した。HDDや光学ドライブ、OSなどの違いで4モデルが用意される。出荷開始は6月13日より。

 Lenovo 3000ブランドは、Thinkブランドで提供されるThinkPadと違って、SOHOや中堅・中小企業が対象となっている製品群。「標準構成で買いやすい製品構成を採用し、SOHOの要望に応えた『ちょうどいいサイズ』のものを、お求めやすい価格でお届けできる」(執行役員 ビジネス開発事業担当 荒川朋美氏)というコンセプトで提供されている。

 その中にラインアップされたV100は、Core Duo T2300E(1.66GHz)、WXGA(1200×800ドット)表示可能な12.1型のワイドTFT液晶を搭載する2スピンドルノートPC。これまでと同様、黒とシルバーを基調にしたデザインを採用した。

 チップセットはインテル945GM Expressを採用したほか、USB 2.0×3、IEEE 1394、V90モデム、Expressカードスロットなどのインターフェイスを搭載。ネットワークは100BASE-TX/10BASE-Tと、IEEE 802.11a/b/g無線LANが利用でき、無線LANのON/OFFスイッチも備える。セキュリティ機能としては指紋センサーを標準搭載している。

 エントリーモデルは、Core Duo T2300E、512MBメモリ(最大2GB)、40GB HDD(5400rpm)、Lenovo IEEE 802.11a/b/g無線LAN、コンボドライブ、Windows XP Home SP2といった構成で、ダイレクト価格12万9990円。同じ構成のWindows XP Professional SP2モデルは14万490円。

 またエントリーモデルから、HDDを100GBに、光学ドライブを2層書き込み対応DVDドライブに、無線LANをインテル製に変更し、カメラとBluetoothを追加したモデルが15万7500円。同構成のWindows XP Professional SP2モデルは16万8000円となっている。

 ソフトについては、従来モデルと同様、管理ツール「Lenovo Care」を全モデルに搭載。バックアップ、ネットワーク接続やプリンタ環境の簡単切り替え、ドライバをはじめとするシステム環境のアップデートなどを行うことが可能だ。

 バッテリは6セルのリチウムイオンで、約4.2時間(JEITA測定法1.0)の使用が可能。サイズと重量は、305×246×31.7~32.3mm(W×D×H)、1.95~1.99kg。

 なお荒川氏は「V100で、Lenovo 3000の1ファミリすべてのラインアップがそろった。Thinkのビジネスは今まで通りで、新規の顧客にLenovo 3000を購入いただいている状況。今後は価格を明確にして、SOHOに積極的に取り組んでいく」と述べた。レノボでは今後、ラージエンタープライズ向けの旧IBM的リレーションシップビジネスを引き続き進めるとともに、「標準構成を安価に、いち早く提供する」というLenovo的ビジネス(トランザクショナル)も推し進め、市場におけるシェアを拡大したい考えである。



URL
  レノボ・ジャパン株式会社
  http://www.lenovo.com/jp/
  プレスリリース
  http://www.lenovo.com/news/jp/ja/2006/06/0606.html

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( 石井 一志 )
2006/06/06 15:48

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