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インテル、Coreマイクロアーキテクチャを初めて採用したデュアルコアXeon 5100番台


デュアルコアインテルXeonプロセッサ5100番台
 インテル株式会社は6月26日、サーバーおよびワークステーション向けの最新プロセッサ「デュアルコアインテルXeonプロセッサ5100番台(以下、Xeon 5100番台)」を発表した。6月27日より出荷を開始する。

 Xeon 5100番台は、Coreマイクロアーキテクチャを初めて採用した2Wayシステム向けプロセッサ。開発コード名はWoodcrest。熱設計電力(TDP)を65W(3GHzのみ80W)に抑えるなど電力効率に特化したデザインとなっており、同社の前世代のプロセッサと比べて、最大135%の性能向上と40%の消費電力削減を実現しているのが特長。

 最大3GHzのクロック周波数で動作し、両コアからアクセス可能な4MB共有型L2キャッシュを搭載。FSBは1333MHz、FB-DIMM、EM64T、バーチャライゼーションテクノロジー、アクティブサーバーマネージャ、I/Oアクセラレーションテクノロジーに対応している。


Coreマイクロアーキテクチャ Bensleyプラットフォームの特長 パフォーマンスを大幅に向上

同社代表取締役共同社長の吉田和正氏
 同社代表取締役共同社長の吉田和正氏は、「企業にとって、サーバーの電気代削減はTCO削減のために重要な課題となっている。また、ハードウェアを効率的に活用すること、新規ビジネスのための投資拡大も課題となっている。こうした問題を解決するものが、今回発表したXeon 5100番台で採用しているCoreマイクロアーキテクチャ。これにより、64ビット化、仮想化、管理機能などの機能の向上と、電力効率の向上、そしてパフォーマンスの向上を実現した」と、企業の課題解決を実現するプロセッサであると強調した。


米Intelデジタル・エンタープライズ事業本部 副社長兼サーバー・プラットフォーム事業部長のカーク・スカウゲン氏
 また、米Intelデジタル・エンタープライズ事業本部 副社長兼サーバー・プラットフォーム事業部長のカーク・スカウゲン氏は、「Xeon 5100番台のプラットフォームであるBensleyは、2009年まで継続して提供することを保証している。Bensleyプラットフォームでは、今回発表したXeon 5100番台だけでなく、既存のXeon 5000番台、2007年投入予定のクアッドコアプロセッサのClovertownファミリ、45nmクアッドコア/デュアルコアといったプロセッサに対してソケット互換性を提供する」と、長期にわたって利用できる環境であると説明。「新しいプロセッサを発表しても、今回発表したXeon 5100番台は長期間提供を続けていく」と、プラットフォームとともにプロセッサも長期提供を保証すると述べた。


シングルコアXeonプロセッサとの性能を比較 Opteronとのパフォーマンス比較 Opteronとの消費電力あたりのパフォーマンス比較

 1000個受注時の価格は、Xeon 5160(3GHz)が9万7000円、Xeon 5150(2.66GHz)が7万9000円、Xeon 5140(2.33GHz)が5万2000円、Xeon 5130(2GHz)が3万6000円、Xeon 5120(1.86GHz、FSB 1066MHz)が2万9000円、Xeon 5110(1.60GHz、FSB 1066MHz)が2万4000円。



URL
  インテル株式会社
  http://www.intel.co.jp/
  プレスリリース
  http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2006/060626a.htm


( 福浦 一広 )
2006/06/26 13:57

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