 |
 |
|
|
| 最新ニュース |
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
NEC、IT基盤の新方針を発表－ビジョン具現化のための新サーバーも提供 |
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||
REAL IT PLATFORMでは、次世代IT基盤に求められる3つの基盤として「柔軟」「安心」「快適」を掲げる。そのうちの「柔軟」では、「ITリソースを階層化して自在に組み合わせることで、業務システムをダイナミックに実現する」（執行役員常務の丸山好一氏）として、CPUとI/Oを自由に組み替えられるフローティングI/Oや仮想化をキーに取り上げ、システムの拡張性向上や統合化を支援していく。 また「安心」では、これまでに取り組んできたメインフレームやスーパーコンピュータの技術を生かして、高い稼働性、堅牢性を持った製品をリリースするほか、クラスタやフォールトトレラントの技術を提供。さらにストレージでも積極的に耐障害技術を取り入れ、信頼性の向上は図る。最後の「快適」では、企業内における分散環境の統合を見据えたプラットフォームの提供、管理ツール「WebSAM」を初めとする各種ミドルウェアによる統合管理環境の提供などによって、“快適”に利用できる基盤の提供を目指す。 「企業にとっても情報量が急速に増えていく中、対応できる柔軟なシステム、トラフィックが増えていく中で快適に使えるというニーズにあったプラットフォームを提供していく、そのためのビジョンだ。NECはイノベーションで社会を変えていく、それで貢献していくと言っているが、今回発表するものはその第1弾で、今後はIT・ネットワーク領域で今までになかった価値を作り出していく」（矢野社長）。
NX7700iシリーズの新モデルは、Montecitoのコード名で開発されているデュアルコアの最新Itanium 2を搭載する点が特徴。さらにチップセットは自社開発の「A3（キューブ）」を採用し、前世代の「AsAmA」に比べて最大2.2倍の処理性能を実現したという。またセル、バックプレーン、I/O装置といったハードウェアの冗長化、セル故障時に代替を高速で立ち上げる機能の搭載などによって、堅牢性も高められている。 ラインアップには、最大32CPUを搭載可能なハイエンドモデル「NX7700i/5080H-64」、最大8CPU「NX7700i/5020M-16」を搭載可能なミッドレンジモデルなど3モデルが用意された。価格は、NX7700i/5020M-16が620万円（税別）から、NX7700i/5080H-64が2920万円（同）から。出荷はいずれも9月20日より開始される予定。 SIGMABLADEは、サーバー、ネットワークに加えてストレージまでを統合可能なブレードサーバーシステム。8台までのサーバー集約に対応した「SIGMABLADE-M」と、中規模以上のサーバー集約/統合が可能な「SIGMABLADE-H」が提供される。SIGMABLADEの特徴は、1サーバーブレードあたり最大6枚のI/Oカードを対応させられる拡張性と、複数筐体間でリソースをシェアできる「筐体間フローティングI/O」機能。あわせて、障害時にシステム設定変更なしに予備ブレードに切り替えを行える「高速自律障害復旧」の機能も備えている。 サーバーブレードのラインアップは当初Xeon 5100番台を採用した2Wayブレードのみだが、2006年度下期には、SANブート専用のモデルやクアッドコアCPU搭載ブレード、SIGMABLADE-H用のデュアルコアItanium 2ブレードを提供。さらに次年度以降、4WayブレードやACOSブレード、フォールトトレラントブレードなども順次提供を行っていくという。 価格は、SIGMABLADE-Mの筐体が26万円（税別）、同-Hの筐体が59万円（同）から、サーバーブレードが30万円（同）から、I/O仮想化機構が380万円（同）から。出荷は7月31日より順次開始される。 ■ ＵＲＬ 日本電気株式会社 http://www.nec.co.jp/ プレスリリース http://www.nec.co.jp/press/ja/0607/1803.html
（ 石井 一志 ）
|
