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iStorage S2900
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日本電気株式会社(NEC)は7月25日、SAN対応ディスクアレイ「iStorage S2900」を販売開始すると発表した。コストパフォーマンスを従来機「同 S2800」と比べて最大2.6倍に向上させた点が特徴。出荷は8月31日より開始する。
S2900は、最大84.6TBまで容量を拡張可能なディスクアレイ。サーバー接続用のインターフェイスとして4Gbps FC(ファイバチャネル)に新たに対応したほか、内蔵CPUの処理性能強化などによって、スループットを従来比最大1.7倍まで向上させた。またSATA HDDへの対応、HDDをはじめとする追加オプションの価格改定によって、さらにコストパフォーマンスを向上させているという。
アレイコントローラには、HDDを15基搭載可能なエンクロージャを最大16台接続でき、SATA HDDとFC HDDとの混載にも対応。また、装置内データレプリケーションやスナップショットなどの機能を備え、改ざん防止機能と組み合わせた複数世代のHDDバックアップ環境、アーカイブ環境を構築できるという。加えて、遠隔地との筐体間コピーを行える「SystemGlobe RemoteDataReplication/DisasterRecovery」、負荷状況に応じたキャッシュメモリの動的配置を無停止で実施する「SystemGlobe CachePartitioning」といった、ハイエンド機の機能をサポートした。
価格は、4GBキャッシュ、73GB FC HDD×4を搭載する2コントローラ構成で1174万円(税別)から。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0607/2502.html
( 石井 一志 )
2006/07/25 12:06
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