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リコーがレーザープリンタ6製品を発表-75枚/分のモノクロ機や30万円を切るA3カラー機など


 株式会社リコーは8月8日、レーザープリンタ6製品を発表した。今回発表されたのは、A3対応カラーレーザープリンタ「IPSiO SP C810」「同 C810M」と、A3対応モノクロレーザープリンタ「IPSiO SP 9100Pro」「同 9100M Pro」「同 8100」「同 8100M」の各製品。販売は8月25日より順次開始される。

 これらのうちC810/C810Mは、カラー/モノクロとも28枚/分の印刷が可能なA3レーザープリンタ。自動両面印刷にも標準対応しており、片面印刷時と同等の速度で印刷を行える。また、従来機に比べてカラーの印刷速度を向上させたほか、リコー独自の省エネ技術「カラーQSU」をカラーレーザープリンタではじめて採用し、ウォームアップ時間を29秒以下に短縮した。

 セキュリティ機能としては、ログインユーザー名とパスワードによる個人認証に対応。オプションの「リコー個人認証システム」と併用することにより、ICカードによる個人認証も可能になった。さらに、印刷データを一時的に本体内のHDDに保留し、操作パネルで操作してはじめて印刷する機能、特殊な地紋を印刷時に埋め込んで、紙文書からの情報漏えいを防止する「不正コピーガード機能」なども搭載している。

 インターフェイスはUSB 2.0と100BASE-TX/10BASE-Tポートを標準で備え、オプションでGigabit Ethernet、Bluetooth、IEEE 802.11b無線LAN、パラレルなどに対応する。給紙容量は標準で1200枚、最大で3200枚。

 価格はC810/C810Mともに29万8000円(税別)。C810Mは、トナーや感光体などの費用を含んだカウンター方式の保守システム「M-PAC」により提供される。

 一方モノクロレーザープリンタでは、基幹システムの帳票印刷向け9100Pro/9100M Proと、基幹システムの分散印刷プリンタ用途に向いた8100/8100Mが提供される。

 9100Pro/9100M Proは、75枚/分の高速印刷を行える業務用プリンタで、フィニッシャーを標準装備。900万ページの高耐久性を備えるほか、標準2650枚、最大6650枚の大量給紙が可能なことから、基幹システムからの大量の帳票印刷にも対応できるという。

 8100/8100Mは、45枚/分の印刷が可能なプリンタ。従来機から300万ページの耐久性を継承し、基幹システムからの帳票の分散印刷に対応する。

 セキュリティ機能としてはどちらも、ICカードによる個人認証(オプション)や不正コピーガード機能、HDDに残ったデータを上書き消去するオプション「IPSiO セキュリティカード タイプA」などが利用できる。

 インターフェイスはUSB 2.0と100BASE-TX/10BASE-Tポートを標準で備え、オプションでGigabit Ethernet、IEEE 802.11b無線LAN、パラレルなどに対応する。8100/8100Mの給紙容量は標準で1150枚、最大で3750枚。

 価格は、9100Pro/9100M Proが243万円(税別)、8100/8100Mが44万8000円(同)。9100M Proと8100Mは、M-PAC保守で提供される。



URL
  株式会社リコー
  http://www.ricoh.co.jp/


( 石井 一志 )
2006/08/08 15:05

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