日本AMD株式会社は8月15日、“Rev.F”バージョンと呼ばれるOpteronプロセッサの新製品を発表した。これまでの製品は3けたのモデルナンバーで提供されてきたが、今回よりすべてデュアルコア製品となり、4けたのモデルナンバーを採用。シングル構成のみ対応の「1000シリーズ」、最大2Way構成が可能な「2000シリーズ」、最大8Way構成が可能な「8000シリーズ」として提供される。
今回発売される製品は、各シリーズのうち、Socket AM2に対応した「1200シリーズ」、新ソケットであるSocket F(1207)に対応した「2200シリーズ」「8200シリーズ」。いずれも百の位に、2世代目を表す“2”が含まれる。
いずれも1MB×2の2次キャッシュを搭載。新たにDDR2メモリに対応(2200/8200シリーズはレジスタード、1200シリーズはアンバッファード)したほか、ハードウェアレベルで仮想化をサポートした「AMD Virtualization(AMD-V)」機能を搭載している。また、今後提供が予定されているクアッドコア製品にも、同じサーマルエンベロープ(TDP枠)上でアップグレードできるという。
各シリーズとも、2.0/2.2/2.4/2.6/2.8GHzの製品がラインアップされるほか、1200/2200シリーズでは1.8GHzの製品も提供。2200/8200シリーズでは、TDPが68Wの低消費電力版(2.0/2.2/2.4GHz)も用意された。
米国での1つあたりの価格(1000個ロット時)は、最上位の8220SE(2.8GHz)が2649ドル、2220SE(同)が1165ドル、1220SE(同)が899ドル。一方、エントリーの2210(1.8GHz)と1210(同)は255ドル、8212(2.0GHz)で873ドル、などとなっている。
■ URL
日本AMD株式会社
http://www.amd.co.jp/
( 石井 一志 )
2006/08/15 13:29
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