沖電気工業株式会社は9月7日、「OKITAC9000 RXシリーズ」にデュアルコアItanium 2を搭載した製品を発表した。9月中旬より順次出荷を開始する。
今回新たに搭載されたデュアルコアItanium 2は、最大24MBのL3キャッシュを搭載した64ビットプロセッサ。デュアルコアとHT(ハイパースレッディングテクノロジー)により、1プロセッサあたり4つのスレッドの同時実行が可能で、これまでのItanium 2と比べ最大2倍のパフォーマンス向上を実現している。
今回新たに発表されたのは、「OKITAC9000 RX3600」「OKITAC9000 RX6600」の2製品。RX3600は、デュアルコアItanium 2を最大2基搭載可能な4Uサイズのラックマウントサーバー。RX6600は、デュアルコアItanium 2を最大4基搭載可能な7Uサイズのラックマウントサーバー。メモリはPC2100 ECC double chip spare DDR2を採用しており、RX3600で最大48GB、RX6600で最大96GB搭載可能。HDDは、ホットプラグ対応のSAS HDDをRX3600で最大8台、RX6600で最大16台搭載可能となっている。
価格は、RX3600が272万1600円から、RX6600が411万9150円から。出荷開始は9月下旬。
そのほか、エントリーサーバー「OKITAC9000 RX2620」「OKITAC9000 RX4640」、ミドルレンジサーバー「OKITAC9000 RX7640」「OKITAC9000 RX8640」においてもデュアルコアItanium 2搭載モデルが発表された。
同社では、OKITAC9000 RXシリーズをミッションクリティカルな用途での中核製品として、エンタープライズ市場向けに販売するとしている。
■ URL
沖電気工業株式会社
http://www.oki.com/jp/
プレスリリース
http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2006/09/z06087.html
( 福浦 一広 )
2006/09/08 13:45
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