|
EFS Clustered Gatewayの利用イメージ
|
日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は10月19日、ゲートウェイ型高性能ファイルサービスソリューション「HP StorageWorks Enterprise File Services Clustered Gateway」(以下、EFS Clustered Gateway)のラインアップを拡充すると発表した。Linux OSを採用したNFSサービス向けの従来製品に加えて、Windows OSを採用したCIFSサービス向け製品を新たに提供する。
EFS Clustered Gatewayは、日本HPのx86サーバー「HP ProLiant DL380 G5」をベースにしたアプライアンス製品。SANとクライアントマシン(サーバーもしくはクライアントPC)の間にゲートウェイとして配置しすることで、SANストレージに対してEthernet経由でのアクセスを可能にするNASヘッドの役割を果たす。
パフォーマンスは1ノードあたり170MB/秒以上で、最大16TBのファイルシステムを128個まで作成可能。またゲートウェイに配置された製品はすべて対称型クラスタとして動作するため、より高いパフォーマンスが必要な場合はノードを追加すれば性能を増強できるとのこと。拡張は最大16ノードまで行える。
今回の新版では、UNIXクライアントを対象としてきた従来製品と異なり、Windowsクライアント向けに特化している点が特徴。Active Directory環境にスムーズに組み込めるという。導入は最小2ノードから可能で、ファイルサーバーの統合や、ストリーミング配信サーバー、ビデオレンダリングサーバーなどに向けたファイルサービスに適しているとしている。
価格は1197万円からで、10月下旬の出荷を予定する。
■ URL
日本ヒューレット・パッカード株式会社
http://www.hp.com/jp/
ニュースリリース
http://www1.jpn.hp.com/info/newsroom/pr/fy2006/fy06-198.html
( 石井 一志 )
2006/10/19 14:13
|