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ソニー、1030gで12.5時間駆動を実現した企業向けモバイルノート「VAIO type G」 |
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最軽量モデルは898g
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VAIO type Gは、薄型軽量ながらも長時間駆動、堅牢性などビジネス用途で必要とされる機能をふんだんに盛り込んだモバイルノートPC。ソニーが国内1300社の企業を調査し、そのデータをもとに、エンドユーザー、PC/ネットワーク管理者などの声を意欲的に反映して製品化したという。 重量は、約12.5時間の長時間駆動を可能にするLバッテリと光学ドライブを搭載する場合でも1116～1145gと軽量で、光学ドライブ未搭載、約6時間利用可能なSバッテリ使用時では「世界最軽量」（ソニー）の898gを実現した。筐体の天板と底面、パームレストの3面に軽量のカーボン素材を使用することに加え、新開発の薄型冷却ユニットの採用、堅牢性を確保しながらも液晶シールドやパームレスト補強板を削除するなどして、徹底的な軽量化を図っている。 また、カーボン素材は強度面でもプラスに働くほか、ハウジングとベゼルに液晶をはめ込むフローティング構造で、液晶への衝撃の集中を回避。天板はフラット構造にすることで圧力の分散を図っている。ソニーによれば、こうした堅固なハードウェアとHDDプロテクションなどの技術を併用することで、不意の落下や振動を想定した品質試験において、動作時は72cm、非動作時では90cmからの落下に耐えることが確認されているという。 セキュリティ機能としては、指紋センサー（一部モデル除く）やFeliCaポート、TPMセキュリティチップなどを搭載可能。企業の管理者の声をくみとり、外部機器・メディアの使用を制限するユーティリティも提供される。 法人向け標準仕様モデルの場合、CPUにCore Solo U1400（1.2GHz）を搭載するほか、512MBメモリ、60GB HDD（4200rpm）、XGA（1024×768ドット）表示可能な12.1型液晶、Windows XP Professional、Lバッテリといった構成で、DVDスーパーマルチドライブ（2層書き込み対応）もしくはCD-RW/DVDコンボドライブを搭載する2スピンドルモデルと、光学ドライブなしの1スピンドルモデルが用意される。 ネットワークは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tポート×1を備え、IEEE 802.11a/b/g無線LANに標準で対応。Bluetooth 2.0も利用できる。インターフェイスは、USB 2.0×2、モデム、PCカードスロット、メモリスティックスロット、SDカード/MMCスロット、IEEE 1394（1スピンドルモデルのみ）などを備える。チップセットは各モデルともインテル945GM Express。 サイズは277×215×23.5～25.5mm（W×D×H）、重量は2スピンドルモデルが1116～1145g、1スピンドルモデルが1030g。市場推定価格は、1スピンドルモデルが22万円前後、2スピンドルモデルが22万8000円～24万5000円。 また店頭でPCを購入する企業顧客も相当する存在するため、重量898gのSバッテリ搭載モデルなど、一般店頭販売向けモデルも2製品を用意するほか、法人向け、一般向けのBTOモデルを提供する。
同社は今後も法人向け製品を投入する一方、各種施策に本格的に取り組むことで、現在10％未満という法人向けPCビジネスの比率を、2009年度までに30％へ拡大したい考え。そのため、法人顧客専用の購入相談デスク、法人専用のサポート窓口を設けるほか、3年保証（最大4年まで延長可）、全国対応の翌日オンサイトサービス、下取り支援サービスなどを提供することで、総合的なサービス体制を整えたとしている。 ■ ＵＲＬ ソニー株式会社 http://www.sony.co.jp/ ニュースリリース http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200611/06-1101/
（ 石井 一志 ）
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