米Network Appliance(以下、NetApp)は11月7日(米国時間)、企業内データセンター向けに、ミッドレンジストレージ「NetApp FAS3070」「同 V3070」を提供すると発表した。またあわせて、NetApp管理ソフト群の機能向上なども発表している。
FAS3070は、既存製品である「FAS3050」と「FAS3060」の間を補完するミッドレンジ向けのストレージで、最大504基のHDD、252TBのストレージ容量を確保できる。FC-SAN、IP-SAN、NASに1台で対応できるほか、パリティを2つ確保するRAID-DP(RAID 6)が利用できることなどが特徴となる。NetAppでは、EMCの「CLARiiON CX3-80」、HPの「StorageWorks EVA8000」を対抗製品として挙げている。国内での価格は、FAS3070が2348万9000円(税別)から。一方のV3070は、FAS3070をベースにしたNASヘッド製品となる。
ソフトではまず、「SnapManager for Oracle」と「SnapManager for Exchange」の新版を提供。おのおののアプリケーション環境に最適なデータ保護機能とクローニング機能を利用できる。また、ファイル管理をサポートする「Virtual File Manager Enterprise Edition」の新版、ファイル移行とファイル共有を支援する「Virtual File Manager Migration Edition」、バックアップ製品「Protection Manager」、ヘテロジニアスSAN環境に向けた管理機能を持つ「NetApp CommandCentral Storage by Symantec」も発売される。
■ URL
米Network Appliance
http://www.netapp.com/
日本ネットワーク・アプライアンス株式会社
http://www-jp.netapp.com/
( 石井 一志 )
2006/11/08 18:34
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