レノボ・ジャパン株式会社(レノボ)は11月8日、デスクトップPC「ThinkCentreシリーズ」のラインアップを一新し、「ThinkCentre M55 Ultra Small」、「ThinkCentre M55 Small」、「ThinkCentre M55 Tower」、「ThinkCentre A53 Small Desktop」の4機種を同日より販売開始すると発表した。
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ThinkCentre M55 Ultra Small
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今回発表した「ThinkCentre Mシリーズ」3機種には、すべてインテルの最新CPUであるCore 2 Duo E6300(1.86GHz)搭載モデルをラインアップ。これによって最大で約40%のパフォーマンス向上と40%以上の電力効率向上を図った。また、ThinkCentre A53 Small Desktopを含めた全機種に、ヘルプデスクへの問い合わせの必要性を減らし、ユーザーの生産性を高める各種ソフトウェアツール「ThinkVantage テクノロジー」をプリインストールしている。
「ThinkVantage テクノロジー」には、PC障害から救出するためのトータルソリューション「Rescue and Recovery」、デスクトップ間におけるユーザー固有のデータと設定の迅速な移行をサポートする「System Migration Assistant」などが含まれる。このほか、全モデルに、セキュリティを強化するソリューション「ThinkVantage Client Security Solution v7.0」をプリインストールしており、パスワードや暗号キー、電子認証情報など企業組織全体を通じてセキュリティの基盤となる重要な情報を保護する。
各機種の特徴としては、プレミアムコンパクトモデルのM55 Ultra Smallは、「M51 Ultra Small」の後継機種で、6.7リットルの省スペースツールレス筐体「Ultra Small Factor」を採用し、机上を有効活用できるのが特徴。チップセットには、インテルQ963 Expressを採用。オンボードGPUである「インテル・グラフィックス・メディア・アクセラレーター3000」によって、新たにグラフィックスカードを追加しなくても豊かな色彩と鮮明な画像を実現できる。また、パワーオンパスワードにも対応した指紋認証キーボードモデルを用意している。
価格は、Core 2 Duo E6300、1GBメモリ(最大4GB)、160GB HDD(SATA、7200rpm)、DVDスーパーマルチドライブ、指紋認証キーボード、Windows XP Professional、Office Personal Edition 2003といった構成の1年保証モデル「87999DJ」で、17万100円。
パフォーマンスモデルのM55 Smallは「M52 Small」の後継機種で、M55 Ultra Smallと同様、インテルQ963 Expressチップセットを採用。省スペース9.4リットルの筐体で、メンテナンスを容易にするツールレス設計を採用しており、工具を使うことなくメモリの増設やPCIカードの追加を簡単に行うことができる。
価格は、Core 2 Duo E6300、1GBメモリ(最大4GB)、160GB HDD(SATA、7200rpm)、DVDスーパーマルチドライブ(2層対応)、Windows XP Professional、Office Personal Edition 2003といった構成の「88009WJ」で、16万3800円。
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ThinkCentre A53 Small Desktop
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プロフェッショナルモデルのM55 Towerは「M52 Tower」の後継機種となり、拡張性の高いタワー型筐体。HDDは大容量500GB搭載モデルを用意し、3.5インチベイを使用することで、最大1TBまで拡張可能。このほか、快適なグラフィックスを実現するATI RADEON x1600(256MB)搭載モデルも用意している。チップセットには、インテルQ965 Expressチップセットを採用。PCI Express x16インターフェイスへの対応によって、従来のPCIアーキテクチャの約3.5倍の帯域幅を提供し、周辺機器への高速アクセスを実現する。
価格は、Core 2 Duo E6300、1GBメモリ(最大4GB)、500GB HDD(SATA、7200rpm)、DVDスーパーマルチドライブ(2層対応)、Windows XP Professionalといった構成の「88027AI」で13万1250円。
スタンダードモデルであるA53 Small Desktopは、「E50 Small Desktop」の後継機種。13リットルの省スペース筐体はそのままに、ツールレス設計に対応することで、HDDや光学ドライブ、FDDを工具なしで脱着することができる。チップセットには、SiS662を採用。CPUは、CeleronからPentium Dまで豊富なラインアップをそろえ、ローエンドからハイエンドまで幅広いユーザーをカバーする。ThinkVantageソフトウェアとしては、「Secure Data Disposal」と「Rescue&Recovery」が初期導入済みとなっている。
価格は、Pentium D 820(2.80GHz)、512MBメモリ(最大4GB)、80GB HDD(SATA、7200rpm)、DVDスーパーマルチドライブ(2層対応)、Windows XP Professional、Office Personal Edition 2003といった構成の1年保証モデル「9276DGJ」で、11万3400円。
■ URL
レノボ・ジャパン株式会社
http://www.lenovo.com/jp/
ニュースリリース
http://www.lenovo.com/news/jp/ja/2006/11/1108.html
( 唐沢 正和 )
2006/11/08 18:34
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