デル株式会社は12月7日、ミドルクラスのDAS製品「PowerVault MD3000」を販売開始すると発表した。クラスタ構成にも対応可能な点が特徴で、価格は49万6440円より。
MD3000は、2ノードクラスタ構成に対応したミドルクラスのDAS製品。従来製品「PowerVault MD1000」の上位版にあたり、コントローラあたり512MBのキャッシュ内蔵、I/O処理性能の向上、管理ソフトの標準添付などが行われている。コントローラ、電源、冷却ファンなどすべてのコンポーネントは冗長化済み。サーバーとは、シングルパスでは最大4台まで接続できるほか、2ノードクラスタ時はサーバーからデュアルパスもしくはシングルパスで接続されるフェイルオーバー環境を構築できる。
内部には、36/73/146GBの3.5型SAS HDD(15000rpm)を最大15基搭載可能。2007年春には、SATA HDD(10000rpm)、また3台の筐体を連結するデイジーチェーン接続への対応が予定されており、筐体あたり最大4.5TB、システムあたり最大13.5TBの容量を実現できるという。
ソフトは、GUIベースで各種設定や管理を行える「MD Storage Manager」を標準添付。2007年春からは、SnapshotやVirtual Disk Copyといった機能も提供される予定としている。
■ URL
デル株式会社
http://www.dell.com/jp/
( 石井 一志 )
2006/12/07 17:08
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