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アイ・オー、暗号化ボリューム機能に対応した「LANDISK Tera」新モデル


LANDISK Tera HDL-GTRシリーズ
 株式会社アイ・オー・データ機器(以下、アイ・オー)は12月20日、RAID 5対応のNAS「LANDISK Tera」のラインアップに、法人向け機能を拡充した「LANDISK Tera HDL-GTRシリーズ」2製品を追加すると発表した。2007年1月末の出荷を予定する。

 LANDISK Teraは、4基のHDDを搭載するNAS製品で、RAID 1+0/5やGigabit Ethernetに対応する。今回の新モデルではまず、暗号化ファイルシステムをサポートし、RAID構成そのものを暗号化ボリュームとして扱えるようになった。暗号鍵は専用形式でフォーマットされたUSBメモリへ保存可能で、盗難の際の情報漏えいリスクを低減できるという。暗号化は、256ビットのAESで行う。

 また、Windowsネットワークへ参加し、Active Directoryで管理されているユーザー情報、グループ情報を利用してアクセス権限を設定できる「Active Directory Nativeログオン機能」、ファイルの参照・作成・編集といったユーザーアクセスをリアルタイムに記録する「Sambaアクセスログ機能」も新たに搭載している。なお、アクセスログは管理者あてにメールで通知することが可能だ。

 加えて、無停電電源装置への対応、インターコム製ネットワークPC集中監視ツール「SmartHDD Server」への対応も行われた。

 ラインアップには、物理容量1TBの「HDL-GTR1.0」と、同2TBの「HDL-GTR2.0」が用意された。直販価格はそれぞれ、9万9800円、16万8000円。アイ・オーでは、月間1000台の出荷を見込む。



URL
  株式会社アイ・オー・データ機器
  http://www.iodata.jp/
  ニュースリリース
  http://www.iodata.jp/news/2006/12/06_pr029.htm


( 石井 一志 )
2006/12/20 15:18

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