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東芝、Vista Business搭載PCを発売-1.2kgの軽量モバイル型など4製品


dynabook Satellite K17

dynabook SS S31
 株式会社東芝は、Windows Vista Businessをプリインストールしたビジネス向けPCを発表した。2月中旬より順次販売を開始する。

 全製品でWindows Vista Business搭載モデルをラインアップしたほか、従来利用していたPCの設定環境やデータを、まとめてWindows Vistaへ移行可能な「PC引越ナビ Ver3.0」を標準で搭載。またセキュリティ機能として、TPMセキュリティチップを搭載するとともに、HDDの全領域を暗号化可能なソフト「SecureDoc Disk Encryption」の90日限定版をプリインストールしている。

 新製品のうち、2スピンドルスタンダードノートPC「dynabook Satellite K17」は、WXGA(1280×800ドット)表示可能な15.4型ワイド液晶を搭載。CPUはCore 2 Duo T5500(1.66GHz)もしくはCeleron M 440(1.86GHz)から選択できる。チップセットはモバイルインテル 945GM Expressを採用した。

 価格は、Core 2 Duo T5500、512MBメモリ(最大2GB)、60GB SATA HDD、DVD-ROM/CD-RWコンボドライブ、FDDなし、無線LANなしといった構成のベースモデルで20万6850円から。BTOに対応しており、メモリ、HDD、光学ドライブ、無線LAN、Microsoft Officeなどをカスタマイズできる。

 インターフェイスは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、USB 2.0×3、シリアル、PCカードスロット×1、SDカードスロット×1などを備えた。バッテリはリチウムイオンで、最大約3.6時間のバッテリ駆動が可能。サイズと重量は、約368×268×29.8~36.9mm(W×D×H)、約3.0kg。

 また1スピンドルモバイルノートPC「dynabook SS S31」は、最軽量モデルで1.19kgを実現した軽量ノートPC。堅牢性に優れる点も特徴で、70cm落下テスト、100ccの浸水テストをクリアしている。CPUはCore Solo 超低電圧 U1400(1.20GHz)を、液晶はWXGA表示可能な12.1型ワイドタイプをそれぞれ搭載。チップセットはモバイルインテル 945GM Expressを採用した。

 価格は、512MBメモリ(最大4GB)、30GB ATA HDD、IEEE 802.11a/b/g無線LANといった構成の軽量モデルで26万4600円から。BTOに対応しており、無線LANやCFカードスロット、Microsoft Officeの有無などをカスタマイズできる。HDDをフラッシュメモリ(32GB)に換装したモデルも用意されており、こちらは1GBのメモリを搭載し、45万9900円から。

 インターフェイスは1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T、USB 2.0×3、モデム、PCカードスロット×1、SDカードスロット×1などを備える。また一部モデルを除き、CFカードスロット×1も搭載する。バッテリはリチウムイオンで、軽量モデルの場合、標準バッテリで最大8時間のバッテリ駆動に対応。サイズと重量は、283.8×196.6×26.9~48.0mm(W×D×H)、1.19~1.27kg。

 これら以外には、オールインワンノートPCの「dynabook Satellite J62」と、2スピンドルモバイルノートPCの「同 SS M37」も発売される。なお今回発表された4製品とも、Windows Vista搭載モデルに加えて、Windows XP Professional搭載モデルも用意される。



URL
  株式会社東芝
  http://www.toshiba.co.jp/index_j3.htm
  企業向けPCの製品情報
  http://dynabook.com/pc/catalog/corporat.htm


( 石井 一志 )
2007/02/06 18:54

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