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Express5800/120Bb-d6(右)とExpress5800/120Bb-m6(左)
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日本電気株式会社(以下、NEC)は2月9日、ブレードサーバーシステム「SIGMABLADE」において、サーバーブレードのラインアップを強化すると発表した。今回発売されたのは、HDDを搭載しないSANブート専用の「Express5800/120Bb-d6」、高い拡張性を持つ「同/120Bb-m6」の2製品。いずれも、デュアルコアもしくはクアッドコアのXeonを最大2基搭載できる。
このうちExpress5800/120Bb-d6は、接続したSANストレージからOSを立ち上げる、SANブートでの利用に特化したサーバーブレード。HDDを省略することでコストをおさえたほか、従来のサーバーブレードと比べて6倍にあたる、最大48GBのメモリを搭載可能な拡張性を備えた。価格は38万5000円(税別)から。
一方のExpress5800/120Bb-m6は、SAS HDDを最大6台搭載可能。RAID 0/1/5に標準で対応し、4基の拡張スロットを備えるなど、ラック型サーバーと同等の可用性、拡張性を実現した。NECでは、サーバー数台程度の中小規模環境の統合用途に向くとしている。価格は64万円(税別)から。
またNECは、Express5800/120Bb-m6とエンクロージャ(筐体)「SIGMABLADE-M」をセットにした「SIGMABLADE-M簡単導入ブレードセットモデル」を、6月末までの期間限定で発売した。価格は64万円(税別)からで、個別購入時と比べて28%の低価格化を実現している。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0702/0902.html
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