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CLARiX CX3-10
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EMCジャパン株式会社は2月21日、ミッドレンジのストレージ製品「EMC CLARiX CX3 UltraScale」のラインアップを拡張すると発表した。エントリーモデル「CLARiX CX3-10」や災害対策の新ソリューションを発売するほか、既存製品の機能強化を行う。
CX3-10は、中小企業での利用や、階層化ストレージにおける下位層での利用に適したストレージアレイ。4Gbps FCに加えて、Gigabit EthernetによるiSCSIに対応しており、柔軟な導入を行えるという。またHDDは、FCとSATAをサポートし、混在環境にも対応。ストレージ容量は最大30TBまでの拡張が可能だ。価格は298万円から。
CX3シリーズの機能強化としては、CX3-20のフロントエンドFCポートを4基から12基へ増設。同様にCX3-40でも、フロントエンド、バックエンドの両FCポートを4基から8基へ増設した。これによって、従来よりも高い接続性を確保している。価格は従来製品と同様で、CX3-20が464万円から、CX3-40が967万円から。
また、CLARiXシリーズ専用の非同期災害復旧ソリューションとして、「EMC RecoverPoint/SE」を提供する。すでに発表されている「RecoverPoint」の低価格版へ位置付けられ、2台のCLARiX CXシリーズもしくはCX3シリーズ間でリモートレプリケーションを提供する「RecoverPoint/SE CRR」、ローカル環境で任意の時点までリカバリするための「RecoverPoint/SE CDP」から構成される。価格は、CX3-20向けのライセンスとアプライアンスハードウェアを組み合わせた場合で、前者が870万円から、後者が770万円から。
■ URL
EMCジャパン株式会社
http://www.emc2.co.jp/
ニュースリリース
http://japan.emc.com/news/emc_releases/showRelease.jsp?id=4898&l=ja&c=JP
( 石井 一志 )
2007/02/21 16:51
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