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東京エレクトロンデバイス、圧縮率を改善したNAS効率化アプライアンス新モデル


STN-6000シリーズ
 東京エレクトロンデバイス株式会社は3月12日、NAS向けリアルタイム圧縮アプライアンスの新モデル、「STN-6000」シリーズを発表した。

 STN-6000シリーズは、米Storewizが開発しているNAS向けの圧縮アプライアンス。NetAppファイラーやEMC CelerraといったNAS製品の手前に置くことで、平均約3倍にデータを圧縮できるという。圧縮はCIFS/NFSのペイロードレベルで行うため、データベースなどのアプリケーションでも利用可能。導入に際しては、アプリケーションの変更などを行う必要はなく、透過的に設置できる。また導入前に想定圧縮率を確認できるツールも用意されている。

 今回の新モデルでは、マルチコアプロセッサやPCI Expressインターフェイスの採用などにより、ハードウェアアーキテクチャを一新。ハードウェア性能が向上したことにより、従来モデルの「STB-5000シリーズ」と比べて圧縮率を平均10%向上させている。あわせてライセンス体系を改定し、従来必要だった、NASの容量に応じて課金していた「容量ライセンス」を廃止した。これにより、特に大規模環境での利用時においては、相当のコスト削減が見込めるという。

 ラインアップとしては、エントリー向けの「STN-6300」と、高いスループットを要求される環境向けの上位モデル「STN-6500」を用意した。LSI CADなどの、定常アクセスが高い用途では上位モデルを推奨する。

 なおStorewiz製品では、従来よりオプションでiSCSIの圧縮率向上にも対応していたが、将来的にはFCインターフェイスカードの発売による、FC SANへの適用も予定しているとのこと。

 価格は、最小構成で550万円(税別)から。HA構成時は、その1.7倍になるという。



URL
  東京エレクトロンデバイス株式会社
  http://www.tel.co.jp/cn/
  プレスリリース
  http://www.tel.co.jp/cn/press/2007/press_070312.html?top

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( 石井 一志 )
2007/03/12 11:26

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