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日立、新世代プロセッサ「POWER6」を搭載したミッドレンジUNIXサーバー
EP8000 570
株式会社日立製作所(日立)は5月23日、エンタープライズサーバー「EP8000シリーズ」の新ラインアップとして、新世代プロセッサ「POWER6」を搭載したミッドレンジの「EP8000 570 POWER6 搭載モデル」を追加すると発表した。出荷開始は6月29日から。
EP8000シリーズは、冗長構成に対応した電源および冷却ファン、ホットスワップ可能な内蔵HDDなどにより、高信頼性、高可用性を備えたラックマウント型UNIXサーバー。新モデルでは、新世代プロセッサのPOWER6を搭載したのが特徴。従来のPOWER5+プロセッサの2倍以上(最大4.7GHz)に動作周波数を向上させたほか、命令の並列処理効率の向上、キャッシュメモリ系アーキテクチャの大幅改善などが行われた。これにより現行モデルに比べ、最大約1.6倍のトランザクション処理性能を実現したという。メモリ容量は最大768GBまで、拡張PCIスロット数は最大212スロットまで増強できる。
POWER5+プロセッサ搭載モデルと同様に新モデルでは、ハードウェア資源仮想化機能をサポートし、1台のEP8000 570を論理的に分割して最大160台のサーバーとして利用することが可能。これにより、リソースの有効活用によるTCO削減や、ビジネス規模の変化に合わせてシステム構成を柔軟に変更・増強することが可能という。
価格は、1942万6785円から。
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URL
株式会社日立製作所
http://www.hitachi.co.jp/
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2007/05/0523a.html
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