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キヤノンMJ、指紋認証機能を搭載したコンパクトサイズのネットワークスキャナ


キヤノンScanFront 220P

給紙トレイを閉じた状態
 キヤノンマーケティングジャパン株式会社は6月21日、A4カラーネットワークスキャナ「キヤノンScanFront 220P」を発表した。価格は24万8000円。販売は7月下旬の予定。

 ScanFront 220Pは、幅310mm×奥行234mm×高さ158mm(給紙トレイ閉状態時)とコンパクトサイズのカラー対応ネットワークスキャナ。本体にはタッチパネル付き8.5インチ液晶を搭載。各スキャン機能を表す大型ボタンに加え、よく使う機能を登録できるジョブボタン機能を用意するなど、初心者や定型業務で利用する際に便利な機能が用意されている。

 利用ユーザーを最大100ユーザーまで登録できるなど、ユーザー認証が強化されている点が特徴。利用時には、パスワード入力のほか、指紋認証によるログインが可能となっている。Active Directoryとの連携機能は用意されていないが、Active Directoryのユーザー名を指定することで共有フォルダなどへのアクセスは可能。

 読み取り可能な原稿は、名刺サイズからA4サイズまで。自動原稿サイズ検知機能が搭載されており、異なるサイズの文書の同時読み取りも行えるのが特徴。また、超音波重送検知機能により、複数枚の読み取りを防止することもできる。スキャン速度は、片面読み取り時でモノクロ26枚/分、カラー9枚/分、両面読み取り時でモノクロ35面/分、カラー9面/分。

 スキャンしたデータはPDF(高圧縮、サーチャブル、暗号化に対応)、TIFF、JPEGの各形式で保存可能。保存先として、共有フォルダ、メール送信、FTPサーバー、USBメモリを指定できる。またスキャン内容を確認してから保存することも可能。Webサーバー機能を内蔵しており、ユーザー管理、アドレス帳設定、ジョブボタンの登録などの設定は、Webブラウザを介して行える。

 インターフェイスとして、10BASE-T/100BASE-TX、USB 2.0×2、PS/2マウスポート、PS/2キーボードポートを装備。ログイン用にキーボードやマウスを接続することも可能だ。

 同社ビジネスプロダクト企画本部ページプリンタ商品企画部IMS商品企画課の神田英彦氏は、「企業において、会議資料や領収書などをとりあえずスキャンするというニーズが高まっている。こうしたニーズに対し、部門で使えるようコンパクトで手頃な価格の製品としてScanFront 220Pを新たに投入する。ScanFront 220Pにより、ネットワークスキャナ市場のさらなる開拓と市場拡大を目指す」と戦略的な製品であると強調。部門での情報共有のほか、金融機関や医療機関などの窓口業務の効率化にも有効な製品とした。



URL
  キヤノンマーケティングジャパン株式会社
  http://canon.jp/
  ニュースリリース
  http://cweb.canon.jp/newsrelease/2007-06/pr-sp220p.html
  製品情報
  http://cweb.canon.jp/scanfront/


( 福浦 一広 )
2007/06/21 13:10

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